*約束はいつの日か*
□兄妹盃
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パリィ・・・ン!
サボ「ぷはー!ウマかった」
エース「言ったろだから!!」
『にゃあ!美味しかった!!』
ルフィ「ウマかったー!!」
4人がガラス窓から飛び出てくる。
地面に着地すると、一斉に走り出した。
「またあの3人組か!・・・ん?
1人見ない顔が・・・なんでもいい!追え!!
常習犯だなぜ店に入れた!!」
そう。食い逃げ。
店の者や警備はカンカンだ。
『よしみ、こんな、の、初めて!!』
サボ「ははっ!そうか!!楽しいだろ!?ってよしみ!!」
『にゃあ!・・・?・・・あれ、皆・・・』
ルフィ「よしみ早ぇよ!!ちょっと待ってくれ!」
エース「でも止まるな!走れ!」
「逃がすなそこの子供3人を!誰か取り押さえてくれー!!」
4人が現れ走り出したことで、現場は更に悲鳴の嵐。
女の人がそこらかしこで叫んでいる。
エース・サボ・ルフィの3人は、
しょっちゅうコレをしてるらしいが、
どうやらよしみは初めてらしい。
世間的にはイイ事ではないが、
・ ・
何せ友達とこういうことをするのは楽しい。
嬉しすぎて思い切り走った結果、
足が早すぎてよしみは止まった。
その時、ちょうどよしみの隣にいた者が口を開けた。
「?え・・・」
『にゃ?』
「サボ!!?サボじゃないか!!待ちなさい!!!
お前生きてたのか!!!」
サボ「・・・!!ギクッ」
「家へ帰るんだ!!!」
エース「・・・?おいサボ!お前の事呼んでるぞ!!」
「待ちなさいー!」
ルフィ「誰だ!?あれ・・・!!」
サボ「人違いだろ!行くぞ!!」
『サ、ボ?』
サボ「・・・っ!よしみ!ほっとけ、走れ!!」
『??・・・にゃあ!』
如何にも貴族のような者に呼ばれるサボ。
だが今はそれどころではなく、無視して走る。
・・・サボには何か、節があるみたいだが。
―――・・・がやがや がやがや
「まさか窓から逃げるとは・・・ここ4階ですよ!?」
「損害はラーメン26杯とガラス1枚」
「店長!!何か書置きが・・・!!」
―――たからばらい ルフィ―――
「「宝払いィ〜〜!??」」
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