06/18の日記

08:18
北朝鮮の拉致被害者返還交渉の注意点
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板門店の高台から北朝鮮遠望風景、帰らざる橋が見える。



北朝鮮が拉致被害者を日本に返すとの意向を示したと言う!そのための北国内の調査を始めるという。その報告書を北は日本側に示して、日本からの経済制裁を一部でも良いから解除する事を狙っている、その調査の中間報告の信頼性を何をもって担保できるのかが問題だ。その報告が全くの嘘であったら、将来の日本からの経済支援は遠のくばかりだ。この時のダメージは北朝鮮にとってすこぶる大きい。北朝鮮にとって世界どこを見てもまとまった経済支援を受けられる国は、拉致カードゆえに、日本しかない。日本をここにきて騙したとすれば、当分日本からの経済支援はない。この事が解っているから、今回は本気になって取り組むとは思う。油断はならない。日本政府は緻密に検証しなくてはならない。でも困難だ。北朝鮮の内情が皆目見当がつかないからだ。
私が以前 アメリカのワシントン政府機関の人と話したとき、北朝鮮の一定の人権度の数字を示してくれた。すかさず質問した。検証できないでしょう、信用度は低いと言わざるを得ないと思う、と。すると、その通りです。と言っていました。
拉致被害者の報告も信用度ゼロから始めて今までの生存、死亡情報を下に、個々に信用度を検証する方法で確認しなくてはならない。情報分析の専門家の分析が極めて重要だ。
日本政府はこの事をよくよくわきまえて、功を焦るのではなくして確実に進める必要がある。

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