Sweet love

□幼い君へ
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帰り道を歩きながらエドとアルは今日の幼稚園でのことを話す

友達が沢山出来てハイデリヒ先生が大好きで幼稚園がとても楽しいのだと…



トリシャはそれを聞き嬉しく思った




「明日もハイデリヒ先生と何して遊ぼっかな〜」

「僕はねぇ〜かくれんぼしたいなぁ…」

「楽しみね」

「「うん」」

明日のことで胸を踊らせた
それから家に帰るとエドもアルもご飯を食べてお風呂に入るとすぐに眠ってしまいました

可愛い我が子の寝顔を見ながらトリシャは微笑んでいた

「むにゃ…ハイデリヒ先生…」

「あそ…ぼ」

「エド、アルおやすみなさい…」

良い夢を…













[ハイデリヒ先生…待って!!]

[どこ?ハイデリヒ先生…]

夢の中でハイデリヒ先生と遊ぶ二人はとても幸せそうでした








「兄ちゃん!!起きて!!」

「んっ〜もうちょっと…」

エドは朝に弱い
弟のアルがお母さんの変わりにおこしにいくのもよくあることだ






兄ちゃん起きないよぉ(泣)
そうだ!!


アルは良いことを思いついた。
「ハイデリヒ先生が待ってるよぉ」
ガバッ
兄ちゃんはやっと飛び起きた。
「アル!!早く幼稚園行く!!」

「兄ちゃんまだご飯も着替えも終わってないよ」

兄ちゃんは慌てて服を着替えご飯も食べた

「あら、エドもアルも早いわね」

「「母さん幼稚園行くの」」

「はいはい」

この子達が幼稚園を気に入ってくれてほっとしたトリシャでした。



幼稚園に着くなりアルとエドは仲良くハイデリヒ先生を探し始めた


「ハイデリヒ先生どこかなぁ〜」

「ねぇ、ウィンリィ
ハイデリヒ先生見なかった?」

そこで近くでおままごとしているウィンリィに尋ねた

「見てないよ?」

「そっか…ありがとー」

次に見つけたのはロイくんだ
「ロイくんは、ハイデリヒ先生知らない?」

「さっき、お外で花にお水あげてたよ」
それを聞くと二人は風のごとく
ロイくんの前から居なくなりました

そこには呆然と立っているロイくんの姿がありました。











「今日もいい天気だな♪」
ジョウロで花に水をあげながら、楽しそうに鼻歌を歌うハイデリヒ先生

すると、そこでハイデリヒ先生の足にしがみつく幼い二人

「あれ?エドワードくんにアルくんどうしたの?」

「おはよーハイデリヒ先生」

「おはようございます
今日はいい天気なのでお外で遊びましょうね」

「「ハーイ」」

それから二人は昨日みたいにハイデリヒ先生とべったりでした

砂場でお山を作ったり、お花に水をやるハイデリヒ先生のお手伝いをしたりお散歩やお昼寝もした。


「ねぇ、ハイデリヒ先生は僕らのことすき?」

ドキドキ

ハイデリヒ先生はニッコリ笑って言う

「もちろん、大好きですよ」

「「わーい」」
二人はぎゅと抱きついた






「ねぇ、ハイデリヒ先生ちょっとしゃがんで」
何と聞くと早くしてと二人に言われたので素直にしゃがむ
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