11/25の日記

20:51
小話。
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*ある日の蟹山羊* ほんとにただの日常的な会話…?



(本日は久々にシュラが夕食を制作した)



「……量が多いと思うんだけど?(目の前に並ぶ料理に食べる前から些かげんなり)」
『大丈夫だ(そう言いながらデスマスクの皿に料理を乗せていく)』
「ちなみにそれは何?」
『カネロンス』
「?」
『カネロンスはカタルーニャ語だが、カネローネスという料理だ。イタリアのカネロネみたいなものだな』
「ふうん。で、そっちは?」
『エスカリバーダ。焼き野菜という意味だ(説明しつつ、焼きパプリカとなす、玉ねぎを乗せる)』
「これは?(目の前の液体を指差す)」
『ソパ・デ・ペイシュ。トマトベースの魚介スープ(デスマスクの前に皿を置き、スープの皿の端に焼いたバゲットスライスを乗せた)』
「これを俺に全部喰えと?(置かれた皿の上の料理を無意識に睨みつける)」
『…それ程多くはないだろう(どうしてそこまで食事を嫌がるんだ?)』
「絶対無理(キッパリ断言)」
『食べる前から断言するな(勝手に食事を始める)』
「………(仕方ないからサラダのキュウリを一つ食べる)」
『…;(そこで何故サラダ?/デスマスクのチョイスに内心呆れ)』
「(フォークでパプリカを細かくし、それを一つ刺しては食べるをゆっくり繰り返した)」
『………デスマスク』
「あ?(名を呼ぶシュラにフォークを銜えたまま首を傾げた)」
『あーん(スープの具のエビをスプーンにのせ、デスマスクの口元に運ぶ)』
「…………あー(暫しスプーンを眺めてから渋々スプーンを頬張った)」
『少しは積極的に食べろ(食べた姿に内心満足)』
「大丈夫。最低限は食べてるから(またもそもそとパプリカを食べだした)」
『お前の最低限は規格外だ。普通なら倒れるぞ(再度スープをデスマスクに食べさせる)』
「?…そう、か?(キョトンと目を丸くしフォークを銜えたまま考え込む)」
『//////ッ(その表情は反則だろ!)』
「あ…玉ねぎより長ネギの方が美味いわ、コレ(一人エスカリバーダをもそもそと食べ進める)」



*言い訳*

本当に意味はないんです。ただ食事風景を書きたかっただけなんです。
料理はスペインでもカタルーニャ地方の料理。デスは肉より魚、魚より野菜の方が好き。シュラは肉だろう、うん(笑)ウチのデっちゃんは身になり難いものが好きです。だからシュラがせっせと身になりそうなものを作って食べさせようとしますが、なかなか食べないんだろうなこの人。食べても量が少ないから、シュラはいつも心配しているんだと思うよ。

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