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□モドモド Ver.サンジ
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モドモドの能力でサンジが九歳児になってしまった。
「うわぁ可愛いわねサンジくん。お肌真っ白!体細〜い!」
「金髪碧眼は変わらないのに、本当天使みたいね」
女性人にほっぺをつつかれたり頭を撫でられたりで、戸惑いながらもサンジは有頂天だ。
(ビバ子ども!!)
「なーにが天使だ。中身はエロコックのままなんだぞ。どさくさに紛れてよからぬことしてくるぞ」
「うっせぇロボ!変態にそんなこと言われる筋合いはねぇ!第一オレはレディーを傷つけるようなマネはしねぇ!」
「ヨホホホ!サンジさん前に私に言ってましたよね。子どもっていいよな〜って。子どもになれたらじゃれつくふりして女性の胸に飛び込んで行けるのにな〜って。ヨホホホ!」
「てんめぇ!ブルック!余計なこと言うんじゃねえよ!」
「ヤダ…。触らないでケダモノ」
「本当。天使なんて言うんじゃなかったわ」
冷ややかに見下しながら遠ざかる女性陣。
「ああ!ちがうんだ、ナミさん!ロビンちゃん!」
「サンジがちっちぇ〜!おんもしれぇなぁ!ところで飯はちゃんと作れんのか?」
「おーい。着替え持ってきたぞー。オレので入るかな?」
ズラリと並ぶチョッパーの私服コレクション。サンジの眉毛がピクピクとひきつる。
「オレ、このままでいいわ!別に動きやすいし、そんなに支障はねえし」
サンジは今とりあえず自前の白シャツを来ている。
大きいからダブダブでまるでワンピースみたいだが、腕をしっかりまくっているし、まぁ動けないことはない。なにより、
(あのアニマルコスチュームを着てさらに笑い者になる方が嫌だ。死んでも嫌だ。)
「そうかー?でもその下何にもはいてねぇんだろ?気持ち悪くねぇか?」
「確かにスカスカするけどまぁ慣れるだろ。大丈夫だ」
「女どもの前でノーパンなんて、お前もいよいよ変態の仲間入りか?アウ!」
「一緒にすんなボケ!」
小さくなったコックを中心にみんながワイワイやっている中、少し離れてゾロが見ていた。
(なん…だと…!?)
一人だけ雷に打たれたような衝撃を受けていた。
目の前にいるのは正に天使だった。
真っ白に透き通る肌、金色に輝く美しい髪。あどけなさの残る青くて大きな瞳。
真っ白なシャツが日の光を反射して全身が光っているように見えた。
…あくまでも、ゾロにだけ。
(コックのやつガキのころあんな姿してやがったのか!)