『浪速くん』

□第六章
1ページ/12ページ








浪速くん 【第六章】












『な、なんでしょうか……』



「俺になんか言うことないか?」


『え、………』











な………、









ない。けど……。←





何の心あたりもないんやけど。




めっっっさ黒いオーラ身に纏ってはるよ?!何故…!?!!←







うん………、


何したんやろ、私…?






思い出せ、思い出すんや…!!














「……何しに来とったんや、あいつ。」



『へ……?』



「切原や。



来とったやろ、ホームに……。」




『ああ!赤也かっ』



「…………。」












只今、大阪に帰る新幹線の中です。


マキマキが席立った思たら、その空いた席にドカッと座ってきた財前くん。





ほんで何言われるか思たら……。








え、気づいてたんやったら挨拶しに来たら良かったのに……、



いやいや「そんな義理ないわ。」とか言われて終いやろけどw←











『見送りやて!赤也も意外と律儀な奴やわ〜』









「ほんで、何やて?」






『え?』












「アイツに何言われたんやて聞いとるねん(イラッ」




『Σうっ…(やっぱ怒っとる…!?)








お、おん…。

……げ、元気でなあて?』



「他は。」








『ん……、変な女やなあて。』


「他、」







『バカや、て………。






あれ……!?最後の別れやのに失礼なことばっか言われた気ぃする…!!』



「…………。」









『Σおう!なんや、アイツ?!2度と口聞いたらんど!!


……いや、



会いに行かん限りもう話せやんのやったwww








…………ぐすっ』←






引いとった涙がまた返ってきそうになった。


あんな奴やけど、ケンカ相手いなくなる言うのは寂しいもんやわ……(ウルッ













「……分からん。」







『え?』








「分からんわ。


……どうしたらあんな状況になるんや、」






『あんな…?』



「そや。あんな………











う……////





や、






やっぱ何でもない」















『え、なんy「何でもない。」





『う、ウス……。』←








おうふ……w




なんやねん、自分から話振っといて





























――――――












「ただいま〜〜」


『おう。おかえり、マキマキ。』



「え?


なんや財前、そこどいて。」








「……イヤや。」



「ちょ…wイヤちゃうわwwwwそこ俺の席や言うねん!!」




「いや、別に決まっとらんやろ。





お前は謙也さんの隣にでも座っとれ。」




「イヤや!」




「は……、」










「俺この一週間、ずっと謙也さんと一緒におったんやで…?




もうお腹いっぱいやねん、もやしは!」←











「はっ、何言うとるねん。




んなもん俺の方が懲り懲りやわ、もやしなんか。」←←





「Σおおおおい、聞こえとるで…?!


なんやねん、お前ら!















……な、なんやねん、お前ら!!」←大事なことなので2度言いました。
  
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ