『浪速くん』
□第六章
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浪速くん 【第六章】
『な、なんでしょうか……』
「俺になんか言うことないか?」
『え、………』
な………、
ない。けど……。←
何の心あたりもないんやけど。
めっっっさ黒いオーラ身に纏ってはるよ?!何故…!?!!←
うん………、
何したんやろ、私…?
思い出せ、思い出すんや…!!
「……何しに来とったんや、あいつ。」
『へ……?』
「切原や。
来とったやろ、ホームに……。」
『ああ!赤也かっ』
「…………。」
只今、大阪に帰る新幹線の中です。
マキマキが席立った思たら、その空いた席にドカッと座ってきた財前くん。
ほんで何言われるか思たら……。
え、気づいてたんやったら挨拶しに来たら良かったのに……、
いやいや「そんな義理ないわ。」とか言われて終いやろけどw←
『見送りやて!赤也も意外と律儀な奴やわ〜』
「ほんで、何やて?」
『え?』
「アイツに何言われたんやて聞いとるねん(イラッ」
『Σうっ…(やっぱ怒っとる…!?)
お、おん…。
……げ、元気でなあて?』
「他は。」
『ん……、変な女やなあて。』
「他、」
『バカや、て………。
あれ……!?最後の別れやのに失礼なことばっか言われた気ぃする…!!』
「…………。」
『Σおう!なんや、アイツ?!2度と口聞いたらんど!!
……いや、
会いに行かん限りもう話せやんのやったwww
…………ぐすっ』←
引いとった涙がまた返ってきそうになった。
あんな奴やけど、ケンカ相手いなくなる言うのは寂しいもんやわ……(ウルッ
「……分からん。」
『え?』
「分からんわ。
……どうしたらあんな状況になるんや、」
『あんな…?』
「そや。あんな………
う……////
や、
やっぱ何でもない」
『え、なんy「何でもない。」
『う、ウス……。』←
おうふ……w
なんやねん、自分から話振っといて
――――――
「ただいま〜〜」
『おう。おかえり、マキマキ。』
「え?
なんや財前、そこどいて。」
「……イヤや。」
「ちょ…wイヤちゃうわwwwwそこ俺の席や言うねん!!」
「いや、別に決まっとらんやろ。
お前は謙也さんの隣にでも座っとれ。」
「イヤや!」
「は……、」
「俺この一週間、ずっと謙也さんと一緒におったんやで…?
もうお腹いっぱいやねん、もやしは!」←
「はっ、何言うとるねん。
んなもん俺の方が懲り懲りやわ、もやしなんか。」←←
「Σおおおおい、聞こえとるで…?!
なんやねん、お前ら!
……な、なんやねん、お前ら!!」←大事なことなので2度言いました。