『浪速くん』
□第四章
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浪速くん 【第四章】
『あ。あれやないですか?』
「おお!見えてきたなー、あれが立海か〜」
『デカイ学校ですね〜。まあ、四天もデカイですけど。』
おお、着いたで……!
あれが今回のターゲットの立海大付属中学校か。
時間は………ちょうど昼休み過ぎた頃やろか?
大きな校門くぐって、いざ行かん!
『……気になってたんですけど、何でメガネなんですか?』
「ん?変装や、変装。潜入捜査の基本やろ?」
『いや、知らないですけどwwwんで、この制服も……どこで手に入れたんです?』
「おお、あるツテでな☆」
『いや、なんのツテですかww是非お聞かせ願いたいんですけどwwww』
「こうでもせんとなあ…。ほら、うちも言うたかて全国常連校やからな、気づかれへんとも限らんし。」
『Σああ、そう言えばそうですね!………あれ?ほな、直接の接触は避けたほうがええんとちゃいますk…
「ん?お前は、
……四天宝寺の白石じゃないか?」
「えっ。ああ!キミは柳くん、」
ええええええええええええwwww
早速正体バレとるやないか!!!!!!
「どうしてお前がここに。
……まあ、立海の潜入捜査の確率100%だが、」
「はははっ☆まあ、そんなとこや!」
ええええええええええええwwww
嘘やろ、この人……!?!!
なに爽やかに笑て肯定しとんねん?!
今さっき潜入捜査の基本がどうたら言うてたんアンタやろ!!
「は〜。さすが立海のデータマン!敵わんなあ……。」
んなもん、データ使わんかて分かる言うねん!!!!
「データを使わなくても分かる、と言いたそうだな。」
『ΣΣえっ////』←
「彼女はマネージャーと言ったところか。」
「さすが柳くん!」
さっすが柳くん…!!!!
いや、知らんけどww初対面やけどwwww
話の流れからしてこの人テニス部やんな?
あれ、もうアカンくない??
もう、オサムちゃん退職処分やない?←
すまん、オサムちゃん……。←←
「遥々遠方から立海(うち)までデータをとりにやって来るとはな……。
いや、なに。悪いようにはしないさ、弦一郎や皆には俺から言っておこう。」
「おお!!おおきに、柳くん!」
ええええええええええええwwww
まさかの成功?!
いや、もはや潜入やなくなってるんやけど!!ww
て言うか、柳くんガード緩すぎっっっ!
――――――
「いや……。
こちらとしてもお前のデータがとれるのは好都合だからな。(ニヤリ」
マジかwwwwww
なんや、よう分からんけど………、
首の皮一枚つながったらしい!
よかったね、オサムちゃん!!←←