キセキ

□02.
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「ついたぁーっ‼」







ここが今日から通う





立海大附属中学校!






大きいし、綺麗だし‼





一番気に入ったのが、







一際大きいこの桜の木。







癒しだねー









今日からお世話になりますっ






大切な思い出ができますように。









「美羽。クラスが書いてある紙見に行くぞ」







「はーいっ」















あたしはまだ気づかなかったの。







これからする、








運命の出逢いに。













「一緒のクラスだったらいいねぇ」







「そうだな。‥ん?まだ人がいる」








そう。






まだ人がいて、






少しホッとした。







だって、遅刻の人がまだいたって思ったら仲間意識が(笑)












「んだよージャッカル。まだみつかんねぇのかよ」







「お前もちょっとは探せよ」









なーんか、







仲間意識が吹っ飛んでった。






この人達絶対ヤンキーだよぉ







だって、赤髪とハ‥スキンヘッドだよ?







うーん‥


きっと友達になれそうにないなぁ





多分、一生交わることがなさそう。








「あ‥」







「あったの?」








「あったけど、俺ら離れたな。俺、3組で美羽4組な」








ガーン





離れちゃった。







寂しいな。






あっ!








「ねぇ、みてみて!あたしの後ろの名前の人おもしろいよー!丸井ブン太だっ「丸井は俺だけど?」え」










ちょ、ちょ、ちょっと待って!







さっき、絶対交わらないって言ったばっかじゃんっ!








「とりあえず謝っとけ」






ボソッとアドバイスをもらったのでその通りにすることにした。





それにしても、翔の顔が呆れてるっ!








「あの、ごめんなさいっ!失礼なこと言っちゃって」






あー




これ絶対殴られる!








「別にいいけど?てゆーか、あんたも4組なんだ?名前は?」









「え‥細谷美羽」







「ふーん。細谷な。これからよろしく!じゃ、走るぞっ」








いきなり腕を掴まれ、すごいスピードで走っていく。






ちょっとー!






翔ー‼‼
















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