Aries

□遊園地
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「なあなあ風鈴、遊園地行こうぜ!」
風鈴がiPod touchをいじっていたら、杏子が急に話しかけてきた。

「この年で遊園地ぃ〜?」
「む、なんだよ。風鈴はアタシと一緒に行きたくないってゆーのかよ。」
「別にそんなんじゃ…」
「んじゃ、いこーぜ!ほらほら!」
「まあ、たまにはいいかもね」


「「ついたぁー!」」
電車を乗り継ぎ約20分。
遊園地に辿り着いた。
このあたりでは比較的大きな遊園地だ。
「ほらほら、行くぞ」
「はいはい。」

遊園地に入る。
「とりあえず何食おっか。」
「あのさ、何乗ろっかなら分かるけど杏子の頭は六割ぐらい食べる事だよね」
はあ、と風鈴はため息をついた。

「なんか適当に乗るか。」
そう言って杏子は風鈴の手を自分の手と繋いだ。


「じゃ、ジェットコースターからな」
「あたしぐるぐるするの酔うんだけど」
「大丈夫だって。ほら、次だぞ」
風鈴の不安をよそに杏子はジェットコースターに乗り込む。



「うわああぁぁあぁーー!!?」
「いーーやぁぁああぁー!!」
「あら、聞き慣れた声の人が叫んでいるわ」
「…とりあえず今はまどかを探さなきゃ。まどかーどこー」



「はぁ…はぁ…」
「楽しかった…けど、過酷だったな。おい、風鈴大丈夫か?」
「な、なんとか…」
「よし、じゃあ次だ!」
「えー…」


「よし、次はここだな。」
と、言って杏子が風鈴を連れてきた場所は…
お化け屋敷。
「何故に…」
「デートと定番だって、ほむらから聞いた。」
「ちょっとあたしパス」
「なんだよ風鈴怖いのか」
と、ニヤニヤしながら杏子が挑発してくる
「べ、別に!全然!」


『こちらのペンライトをどうぞー』
「ありがとう」
と、言って杏子は渡されたペンライトを握る。
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