Aries

□魔法少女
1ページ/1ページ

「ねえ、魔法少女ってなんだろうね。」
マミさんの家でみんなでお茶を飲んでいる時、不意にさやかがいった。

マミ「キュゥべえは宇宙のエネルギーがどうとか…」
杏子「魔女倒す以外は好き勝手で
きんじゃん」もぐもぐ
まどか「キュゥべえを釣る為の餌」
ほむら「唯一無二の存在よ」キリッ
風鈴「さやかが難しい事言った!」ガビーン!

さやか「……もういい。あんたら
に聞いたあたしがバカだった。」
杏子「確かにさやかはバカッター!」
バカと言われた事にムカついたのか、さやかが杏子にチョップを
食らわせた。

「でも、どうして急にそんな話を?」
確かに、さやかは普段こんな事を考えそうな感じの子では無い。
しかしさやかはさやかなりに、思う事があるのだろう。

「だってそうじゃ無いですか。
願い事を叶えてもらって、魔法まで手に入れて…
でも、それと引き換えに人間じゃなくなったし、魔女と戦う使命。
じゃあ、それ以外何をしろっていうのかな。この手に入れた力が
もっと役に立てばいいのに。
でも、魔法少女なんて普通の人には言えない…」

さやかはまだ何か言いたげだったが、思いつめた顔をしながら俯いた。

「まあ、後々考えれば
いいんじゃねーの?」
杏子がシフォンケーキを頬張りな
がら言った。

「そうよ美樹さん。そんな事、私
だって考えれた事も無かったし、
わからないわ。でも、人それぞれ考え方は違うと思うの。でも、どの考え方だってあっていいものなのよ。」

マミさんが複雑な表情でさやかを見つめる。

風鈴「そうだよさやか。
いずれ、自分なりの答えが出せる様になるよ」

「……うん。そうだね!」
さやかが明るい顔で言った。
「いやー、ごめんね?急にらしくないこと言って。」
いつもの元気なさやかだった。
「ほんと、らしくなさすぎて魔女
化でもするのかと思ったわ。」
と、ほむらがいつもの凛々しい顔で言った。
「いや、あんたは言い過ぎだから…」

「さーてと、そろそろマミさんのケーキでも…ってあたしの分がなーい!!」

マミ「ごめんね、美樹さん。
もうあのケーキは無いの。」
杏子「あたしゃそこまで欲張りじゃないよ。」
まどか「お気の毒さま。」
ほむら「知らないわ。」
風鈴「そもそも手が届く
位置じゃない」

キュゥべえ「……きゅっ…ぷい」
「いやぁ、さやかが長話してたかrってちょっとさやか?ここはマミの家だよ?変身してサーベル振り回すなんて物騒な事やめt」

ほむら「キュゥべえ始末の手が省けたわ。」

こんな、魔法少女達の日常茶飯事…?

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ