「ミルク……」


「俺のおごりだ☆」




「………」


「なんだその顔はぁ。カルシウムとらないと背が伸びないぞ?お前くらいの年齢なら数カ月で5p伸びるやつだっているってのに、お前ぜんぜんだろ」



「だからって……(馬鹿にされてるとしか思えない)」



「まあまあ。ロックオンのおごりだし、飲んでおきなよ。ミルクは精神を和らげる効果もあるみたいだから、疲れてるときにもきっといいよ」



「おう、いいこと言うなっ。アレルヤは」



(………アレルヤってけっこう気配り屋だよな。でも気を使う原因はほとんどロックオンな気がする)




「早く飲んでしまえ。だらだらするのは時間の無駄だ」


「厳しいねぇ、ティエリアは」



(ティエリア…………は、よくわからない。とりあえず他人に興味はないみたいだ………俺もないが)



「なんだ?さっきからじっと見つめて」


「いや……」


「ほら刹那。早く飲んじまえよ。ティエリアがこれ以上怒らないうちに」

「………ああ」





―――――コクッ



――――コクッコクッ――ブフッ!!




「せっ刹那!?大丈夫?」

「き………気管…に……ごほごほっ!」

「待ってて、ハンカチ、ハンカチ………ほらこれで拭きなよ。あ〜口の端からミルク零してるよ〜。もうほらこっち向いて」

「……すまない(アレルヤ……気配り屋というよりは、お母さんみたいだ)」




「うっわ刹那ぁ。今のお前すげーやらし〜ぞ。そんなものを口から零しちゃって!」



「…………は?」


「……ロックオン?」





「………変態だったのか。あなたは」


「わかっちゃうお前も十分変態だと思うぞ」


「…………(怒)」



「いったい何の話だ」

「あー、刹那はわからなくていいと思うよ」

「アレルヤもわかってるってことは、お前も変態だな」


「一緒にしないでもらえるかな……ι」



「???」



「刹那、わからないなら俺が後で教えてやるよ」







「…………………断る」





(なにか…………すごいイヤな予感が……っ)





「あそう。じゃまた今度なっ」







「それも断る……」




(予感というよりは……………悪寒がッ)





「懸命だよ、刹那」


「くだらない。時間の無駄だ」


「でもいつかは教えてやるからなっv」


「断るッ!」







よくわからないまま終わる(笑)





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だいぶ最初の頃の話だと思うけど、
正確には覚えてませんっ。
で、お約束な展開をセリフだけで1本…。
どのセリフが誰だかわかるように
表現できてたでしょうか…(汗)





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