SHORT NOVEL
□好きだから。
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そういうところも全部好きだから。
好きだから。
「ねぇ…何怒ってんの？」
夏帆の不機嫌そうな顔。
「別に怒ってません…。」
誰もいなくなった教室の隅。
俺は壁にもたれ掛かって、夏帆は机に突っ伏してる。
「…教えてくれないと…襲っちゃうよ？」
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