本日477人目の凡人
   
読  我  物  誌



真昼の空のお日様が

夜毎の闇を照らします

夜が夢見る昼なのに

光が夢見る闇なのに

何も知らないお日様は

闇を葬り影を焼き

いずれは自ら焼き尽くす

夜に花咲く木の下闇は

月夜の民が憩う場所

真昼の人は通せんぼ

遠く島へと流れ行く

老いたる左脳は蜜の味

夢にうつつに現れる

私は夢の守り人

無知蒙昧の凡人が

聖なる夢に触れたなら

どんな裁きが下るやら













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