スピードに狂った者タチ 2nd stage

□ACT4 新たな日々
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〜朝 ARレーシング トシキside〜
ト「・・・はぁ」 オレはデカイため息をつく。想像もしたくない、普通ならありえない生活が今日から始まる。今までも十分おかしかったが、次元が違う。
ト「・・あー、ウダウダしてても始まらねー。行くっきゃねーか」 オレは気合を入れ直し、イエローのRX-8に乗り込む。なぜエイトかと言うと、昨日マサキが持ち込んできた。「シフトアップ時に車速と回転数が一瞬ズレる」らしい。気になってクラッチをバラしてみたら、かなりヤバかった。クラッチ板はほとんど残ってなかった。フライホイールは再使用可能だったが、クラッチは交換。ボルグワーナーのカーボン製ツインプレートに交換した。シビアではないし、クラッチが軽いので通常の力よりも弱くてもOKのスグレモノだ。今日アシにして、軽くナラす。他のヤツらのも交換したが、ここまで引っ張ったのはマサキだけだ。
ト「・・行くか」 エイトのEgに火を入れ、オレはスロットルをアオる。そしてギアを1速に入れ、オレは自宅を後にした。
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