スピードに狂った者タチ
□ACT6 最速のエンブレム
1ﾍﾟｰｼﾞ/4ﾍﾟｰｼﾞ
〜湾岸線〜
？1「今日も会えないねー」
？2「焦ることはないよ」
？2（また会えるってあの日、約束したしね・・そうでしょ？トシくん・・）
〜ARレーシング〜
ﾄ「へーっぷし！！」
ﾄ（誰かうわさでもしてんのか・・？）
ﾄ「まあ、いいけど」
ﾏ「さっきからなにブツブツ言ってんだ」
ﾄ「ん？なんでもねー」
ﾏ「んで？グダグダ話しするために呼んだのか？」
ﾄ「んなワケねーだろ」
ﾏ「じゃ、なんだよ？」
ﾄ「Rの仕様変更といきたくてな」
ﾏ「・・具体的には？」
ﾄ「Egブロック本体交換、タービン交換、あとオイル潤滑系をウエットサンプからドライサンプへ。あ、EgブロックはRB30のやつを使用する」
ﾏ「RB30って？」
ﾄ「海外輸出版のスカイラインに搭載されたEgだ。NAだが」
ﾏ「かなり大がかりだな・・足は？」
ﾄ「もちろん、足も仕上げ直す。頼んだぜ、マサキ」
ﾏ「おう！まかせとけ！」
〜同日 夜 湾岸線〜
ﾄ〜830馬力が目標だ。それに耐える足を用意してくれ〜
ﾏ「って言われたけど、足はもう準備できたんだよね」
ﾏ（・・ん？後ろから2台くるな・・）
ﾏ「・・35R?見たことねーな・・」
ﾏ（・・あまり突っつきたくねーが・・Rに乗ってるってことだ、その気ってことだろ）
ﾏ「売られたケンカは買う！それがオレのヤリかた！」
ﾏ「って！あの有名な財閥のお嬢じゃん！ぜってーまけねーぞ！」
?1（以下アイ）、?2（以下マホ）
ｱｲ「どーする？バトっちゃう？」
ﾏﾎ「なんとなく、湾岸はREの出る幕じゃないと思うけど！」
ﾏ「っつ！思った以上に速いな！」
ｱｲ「このまま有明JCTを直進！」
ﾏﾎ「いいぞー！アイ！」
ﾏ「やべっ！超高速エリアに入ってく・・！」
ﾏ（・・なんでアクセルを戻さない？勝ち目はないのに・・早く戻せー！！アクセルをー！！）
ブバァ！！ガラガラ・・
ﾏ「はぁっ、はあっ、ブローしたんじゃない・・ブローさせてしまった・・覚えてろよ、このヤロー」
ｱｲ「なんかあいつ、ブローしたよ」
ﾏﾎ「ま、これでさっきのエイトが『彼』じゃないことが分かったし。『彼』なら簡単には終わらせないはず・・」
ｱｲ「残りは4台か・・」
ﾏﾎ「スープラか、ランエボか、FDか、それともウワサのゾンビRか・・」
ｱｲ「・・明日も湾岸に来ようか」
ﾏﾎ「そうだね・・」