スピードに狂った者タチ
□ACT3 父の遺志を継ぐ者
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〜翌日 午前8時 ARレーシング〜
〜トシキの夢の中〜
?「絶対今日はトナリに乗るー！」?「仕方ねーな、おとなしくしてろよ」
脳裏に響く懐かしい声。黒のGT-Rに乗る2人。
時間が飛び、首都高速C1内浜崎橋で青のバイパーに体制を崩されクラッシュするGT-R。
そこから出てくる1人の男。直後、GT-Rが爆発。男は爆風に巻き込まれた。飛ばされた男が叫ぶ。
?「エリー！！！・・・」
ﾄ「うわぁー！・・夢か・・」 ﾄ（しばらくこの夢は見てなかったのに・・）
ﾄ（・・まさか、もしかして・・） ﾄ「♪あー」（めっちゃ高音が出る）
ﾄ「・・・はぁー・・」 ﾄ（あの日から変わってしまった・・大きく黒い瞳に肩まで伸びるストレートヘアー・・そしてあの夢をみたらでるこの声・・）
ﾄ「・・アイツらが来ない事を祈ろう・・ロードスターの3ローター、FCに載せねーとな・・」
〜30分後〜
ﾄ「・・よし！Egは組み直したし、後は載せるだけ・・」 ｱ「トッシー！いるー！？」
ﾄ（・・ヤバ・・）ｱ「いないのー！？」ﾄ（こんなオレ見られたら何されっか分かんねー！）
ｱ「Z返してよー！もう！勝手にガレージ入るからね！」 ﾄ（・・終わった・・）
ｱ「・・・・」 ﾄ「・・・・」 ｱ「・・え？えーと、どちら様？」 ﾄ「・・トシキです・・信じてもらえんかもしんないけど・・」
ｱ「ウ、ウソ・・」 ﾄ「・・ホント・・」 ｱ「カ、カワイー！！」 ﾄ「・・・（・・予想どーり・・）」
〜着せ替え人形になること数十分〜
ﾄ「・・てなワケで、今朝から声が・・」 ｱ「髪ってそんなに長かった!?」
ﾄ「・・隠してただけ」 ｱ「そーだったんだー！ねぇ、写メとっていい！？」 ﾄ「・・Eg載っけたぞ。ZとFCでナラシに行くぞ」
ｱ「猫耳つけてる状態で言われても・・」 ﾄ「・・・」 ｱ「ちょ!取らないでよ!] ﾄ「・・さっさと行くぞ」 ﾄ（いつか仕返ししてやる・・）
〜C1外江戸橋JCTよりC1合流〜
ﾄ「・・かなり走ったからそろそろOKだと思うんだが・・」 ｱ「ウン、かなり走ったねー」
ﾄ「・・ん？」 ｱ「どーしたの？」 ﾄ「前のエボX・・」 ｱ「エボ？」 ﾄ「見ないヤツだな・・」
?「ん？見ないヤツ・・」 ?（あんまり突っつきたくねーけど・・バトるって気はねーよーだな・・）
?「追い抜く気か？」 ?（いまどきFCとZ32・・？） ﾄ「抜くぞ」 ｱ「ウン・・」
ﾄ「・・！ツカサ・・！」 ｱ「え！？」 ﾄ（気づいてねーよーだな・・今はありがたい・・） ｱ「どーするの？」
ﾄ「まず首都高降りる」 ｱ「はいはーい」 ﾄ（まさかツカサまで走ってるとは・・）