スピードに狂った者タチ

□ACT 零 すべての始まり
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「あー、やっと夏休みだぁー」とオレは無意識に言った。
もうこればっか言ってる・・・ま、仕方ねー、荒井のオッサンがオレ呼んだからなー。
〜ガッコー終了〜
「おーい、トシキー!」
「おー、待ったか?マサキ、ノブ、ケイ」
「で、用事ってのは?」
「荒井のオッサンが・・・」
「げっ・・・」
今、思ったらオッサンには感謝しなきゃなーと思う。


マノケ「もしかして悪事の相談か!?」 ト「んな訳ねーだろw」
ト「とりあえず急ごーぜ!」 マノケ「こっから近けーだろ、アホw」
〜荒井自動車到着〜
ア「よー、早かったな!」 ト「オッサンが急がせたんだろーが」
ほんとに怪しいオッサンだよなー、このオッサン・・
ア「ブツは届いてるぜー!」 ト「あー、届いたんだー」
マノケ「何の相談?」 ト「まー、見りゃ分かるだろ」
ア「奥のガレージだ」 オッサンの口調が変わったのでオレたちは一気に緊張する。
ア「あー、他の3人の希望はトシキから聞いてるよ」
ア「走行少なし、ワンオーナーもんだ」 ト「えっ(;゚Д゚)!マジか!?」
ア「まず、トシキのからだ」


防水カバーが、バサリ、と音を立て、取り払われた。
ア「これが、トシキ、お前のだ」 ト「これは・・・」
ア「そうだ、NISMO GT-R LM ゴーイングロードエディション、だ」
ト「・・・」 ア「次は、マサキ、だ」
カバーが取り払われる。
マ「これって・・エイトじゃん!」 ア「そうだ、マツダ RX-8TypeSだ」
ア「次、ノブ」 ノ「オレはなに?」
ア「これだ」 カバーが取り払われる。ノ「セ、セブン!」
ア「最終生産型FD型RX-7 スピリットR、だ」
ア「これで終わり・・」ケ「ちょっと待てぇぇぇ! オレまだ!」
ア「あ、忘れてた。お前、これ」 ケ「80スープラ・・」
ア「そ、80のRZだ」 ト「サンキュー!オッサン!」
ア「ま、頑張れや。」 マ「やったな、トシキ!」
ノ「感謝してるぜ!」 ケ「オレも!」 ト「ああ、でもこれで終わりってワケじゃねーだろ?」
マノケ「ったりめーだろ!」 ト「オレたちで首都高に伝説をのこそうぜ!」
マノケ「おう!」あー、オレ、ガラにもなくカンドーしてるよ・・
ト「お前たちをダチにもって、オレ、スゲー嬉しいぜ・・・」
そう、この日からオレたちの走り屋生活が始まった・・・・


マ「そーいえば、トシキのRって国産?」 ト「違うと思う、こいつが生産されてたのはイギリスだったと思った」
マノケ「イギリス!遠っ!」 ト「高かっただろーなー(棒読み)」
ノ「当たりめーだろw」 オレたちはオレのガレージ(ホントはショップに近い)に来ている。
ト「さて、早速チューンだ!」 ケ「早っ!」 ノ「まー、いーじゃん」
ト「四人で交代交代でチューンだ、オレはEgとECU、マサキが足周り、ノブがボディ、ケイが排気関係とエアロ」
マ「面白くなりそーだな」ノ「ソッコー終わらせよーぜ!」
ケ「はいはい」 ト「よし、チューン開始だ!」
〜プロローグ END〜

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