過去拍手
□冷えた部屋の誘惑
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「あっつー…」
扇風機を強に変えて首を固定し
床に大の字で寝転がる
飲み物を片手に部屋に入ってきた章大
「おわっ、そんなとこで寝転がるなや」
私を跨いで机の上に飲み物を置くと
占領していた扇風機の首を回す
「あついあついあつい」
「そんな暑いならクーラー付けたら?」
「付けてー」
「はい、リモコン」
「えーい、18度!」
「下げすぎや!せめて24度!」
リモコンを奪われエアコンがピピッと反応する
クーラーが利き始めた頃、章大のベッドにダイブ
それを横目で見ていたのか私の上にダイブする章大
「うっ…やっば」
「あれ、痩せたん?」
服の上から身体のラインをなぞってきたから
くすぐったくて身をよじる
「うぁ、ちょっと!」
「汗かくことしよ、」
後ろから耳元で甘く、熱く囁く彼のせいで
身体が熱くなる