過去拍手
□いただきます
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「なぁ」
上半身裸でベッドに横たわる忠義
「なにー」
「こっちおいで」
「えー」
「たぁくん拗ねるで」
「はいはい」
テレビに夢中になる私は忠義を放置状態
ドラマなんだけど、きゅんきゅんさせてくれて世の女性をメロメロにしている
『なんっで?!なんであいつなんだよ!俺じゃだめなのかよ…!』
ヒロインをこれでもかってくらい抱き締め、涙を流す今話題の若手俳優
あぁ…ヒロインちゃん代わって
私を抱き締めてよおお
ふいに浮遊感が訪れ忠義にお姫様抱っこされていることに気づく
「えっ?ちょ、忠義?…あー!待って待って!今いいとこなのー!」
テレビの音がだんだん遠くなる
「もー!忠義ぃー」
ベッドに乱暴に下ろされ後ろから抱き締められたと思えば胸を揉まれた
「やっ、忠義…?」
「んー、ヤろー」
「ちょっと…え?」
忠義が自身を取り出し私の顔に近づけた
「俺を楽しませてな」
妖しく笑う忠義が悪魔に見えた