マイルドヤンキーの愛し方
□雲ひとつない晴れたある日
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朝、学校に来てからずっと机にへばりつくように寝たまま動けないでいた
「う〜〜〜ん…」
痛い、痛すぎる
「なつみ」
隣の隣辺りから龍二が私を呼ぶ
「ん〜?」
「うるさい、集中できない」
そんなにゲームに集中したいならここじゃないどこかへ行けばいいじゃない!
誰のせいだと思ってんだ!あんただよ!
私たちはきっと恋人同士なんだと思う
曖昧なのは”付き合う”なんて言葉がなかったからだ
だけどやることはしっかりやっている
ずっと聞けなかったから今度こそ確認してみるとしよう
「あ〜お腹も腰も痛い〜!」
昨日、なんだか荒れていた龍二に部屋に連れ込まれ思いやりもなく欲をぶつけてきた
きっと、あれだ
あの謎の転校生くんのせいだ
そして今日生理1日目
1日目は本当に頭がイカれちゃうくらいお腹が痛くなる
うん、だからね
お腹と腰がダブルで痛い
「うるさい」
普段あまり喋らないから辛口に聞こえる