貴方への想いを。
□綺麗だと思うよ。
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クルルの動きが止まる。
それを確認して我輩は続ける。
「好きな人の為に身をひく…そんなクルルの恋心は、我輩は凄く綺麗だと思うであります。」
本当に嫌ってほど綺麗すぎて、今にでも見えなくなって、消えてしまいそうで…
我輩は少し間をおくと、次はいつもの調子で続ける。
「クルル曹長とあろうものが、こんなところで諦めるでありますかっ?恋愛なんて当たって砕けろであります!ゲロゲロリ!」
ピクリとクルルが反応する。
途端にいつもの嫌な笑い声をあげる。
「クークックック!!諦めるわけねぇだろォ?最後のはお節介だぜェ?隊長。」
「ゲーロゲロゲロ!さっさと赤ダルマの所に行くでありますよぉ。我輩にはガンプラを作るって言う使命があ…」
「戻ってきたら覚えとけよォ?隊長。」
「ゲロォオっ!?何故っ!?」
「クークックックー!」
綺麗だと思うよ本当に。
幸運を願ってるであります!