貴方への想いを。
□綺麗だと思うよ。
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ついに決心がついたのか、小さく深呼吸して口を開いた。
「…隊長。俺…」
「ん?」
「先輩に…告白した。」
「そうでありますか!それはそれは良かっ……って、ゲロォッ!?告白っ!?」
ついに言っちゃったの!クルル曹長!!
なんて我輩が遅れて驚くと、クルルはもう真っ赤になってまた俯いてしまう。
可愛い反応しちゃって…乙女かっ!!
…まぁ告白はクルルからだとは思ってたけどネ。
「それでそれでっ!返事は何と?」
「……てない。」
「ゲロ?」
「…聞いてない。」
「…はい?」
返事を聞いてない?
答えてくれないとかじゃなく、聞いてない?
「…クルル、もしかして…」
「…うるせェ…返事が怖かったんすよ…」
……ヘタレかっ!!
ゲロォ…クルル曹長…まさかの言い逃げでありますか…。
……なるほど、だから我輩に相談に来たわけネ。
「……隊長…。」
あぁもう!本当に世話がやけるでありますな!