めいん

□灰被り姫
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或る屋敷に親子が住んでいた。

幸せそうな家庭であったが、父の再婚を機にそんな生活が一変した。

欲深い継母に意地の悪い妹。

継母は、家事の一切を義娘に押し付け、実娘と気ままに屋敷での生活を楽しんでいた。

やがて、父という歯止めが病で亡くなると継母達の欲望は更に加速する。

いつしか、義娘は“灰被り”と呼ばれ、屋根裏部屋に追い詰められた。

そんな生活に灰被り娘がなれた頃、お城で王子の婚約者探しを兼ねた舞踏会が開かれることとなった。

もちろん欲深い継母は、実娘を王子の元へ嫁がせて更に金銭的にも地位的にも有利に立とうと企み、灰被り娘に実娘のドレスアップを命じた。

そして、灰被り娘には留守番するように言い聞かせた。

しかし、灰被り娘も女で舞踏会に憧れていて、
こっそりと自分でドレスを作り、夢を抱いていた。
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