めいん
□菖蒲
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いつも私の隣にいて笑ってたあの子。
特別仲がいいとかそんなのじゃなかったけど、それが当たり前だった。
違和感を覚えたことも、意識したこともなかった。
何時、私の隣があの子の定位置になったのかも分からない。
気付いた時にはすでにこの距離にいた。
それくらいに、私の日常に馴染んでいた。
幼稚園、小学校、中学校、高校も一緒だったし、何故だかクラスも同じだった。
ある時、今まで通りに過ごしているのに物足りなさを感じるようになった。
何が原因か分からない。
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