anniversary☆book

□君は僕らのマーメイド
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空オーケストラを読んでない人のためのちょこっとあらすじ

・現パロ

・カラオケに誘われた長次だったが、六年生メンバーに寄って集って襲われ大ピンチ☆

・あと少しで小平太のイチモツをぶちこまれるー!というところで、まさかの第三協栄丸さん登場!

・協栄丸さんに助けられた長次は、彼の誘いに乗って協栄丸が店長を務める魚料理専門店に試食に向かいましたとさ。
















プルルループルルルー



「はい、ありがとうございます!兵庫水ぐ…………ああ、オーナー。どうしたんですか?」




ここは、魚料理専門店『兵庫水軍』。オーナーである第三協栄丸からの電話に鬼蜘蛛丸は耳を傾けた。





『ああ、鬼蜘蛛丸か!いや、今から長次を連れて店まで来るから、試食の用意をしておいてもらおうと思ってな。』



「えっ!長次さん来るんですか!?」




『そうだ。あと20分くらいで着くから…………。刺身が食べたいって言ってたから、用意頼んだぞ?』




「まっ、任せて下さい!すぐ、調理に入ります!!」



『おう!じゃあ、また後でな!!』








ガチャリと通話を終えた受話器を本体に戻して、鬼蜘蛛丸はガッツポーズをとった。






中在家長次。その子に初めて会ったのは一年前。その日も第三協栄丸が店に連れてきた。6人組の中で一番大人しく目立たない彼だったが、自分達の料理を食べて本当に美味しそうな顔をしてくれた。その笑顔を見てからすっかり長次の虜になってしまったのだ。




張り切ってキッチンに向かうと先客がいた。



「重に、みよし丸…………?何をしてるんだ?」



「あっ、鬼蜘蛛丸さん!何って、長次が来るって聞いたんで、ご飯の用意してるんです!」



包丁を握りながらニコリと笑う重に鬼蜘蛛丸は首を傾げた。………………何でコイツらが知ってるんだ?さっきの電話、聞かれてたんだろうか…………。



「………………東南風から聞いた。」



鬼蜘蛛丸の疑問に気づいたみよし丸がぶっきらぼうに答える。


「東南風さんと長次って、メル友らしいんですよー。長次から『お世話になります』ってメールが来たって教えてくれたんです!」




新たな事実に鬼蜘蛛丸は度肝を抜かれた。…………いつのまに!?俺でさえ知らないのに……っ!!




「あれー?皆、何してんの。」



後ろから声を掛けられ、振り返ると、間切と網問が立っていた。



そんな二人に重が事情を話すと、じゃあ俺たちも……と、支度し始める。



鬼蜘蛛丸は嫌な予感に冷や汗を流した。……………………まさか、こいつら皆………………。




「………………長次狙いですよ?」


まるで心を読まれたかのような返事に鬼蜘蛛丸は焦った。


意外にライバルが多い。これはウカウカしていられない!


5人は競いあうように調理にかかった。













20分後ーーーーー



「ただいまー。お?良い匂いだなぁ!」



第三協栄丸の声に、皆して玄関まで出迎えに行った。目的の長次に目を遣ると、第三協栄丸の後ろに隠れている。



「ん?長次、どうした?まだしょげてんのか?」



第三協栄丸は苦笑ぎみに長次を前に押しやる。



「…………っ!!」



姿を現した長次を見て、5人は固まった。




目を潤ませ、頬を染め。

制服のボタンが全て千切れて、ギュッと前を掻き合わせていて。

心なしか、すんごい色気が漂っている。




何か…………情事の後みたいじゃね?







いかにも、襲われました!な格好をしている長次に5人はゴクリと唾を飲み込んだ。





「…………っ、第三協栄丸さん…………!」



長次の慌てたような声に第三協栄丸は、ああ!と思い出したように手を打った。


「そうだった、制服がボロボロになっちまったんだったな!誰か長次に上着貸してやってくれないか?」



「あ、なら俺のを貸すよ!」



まっさきに重が名乗りでた。確かに重はこの中で一番長次の体格に近い。


「長次!休憩室行こ。」



長次の腕を引き歩き出す重を、他の4人も追いかけた。



ーーー抜け駆けは許さん…………っ!



ものすごい気迫で去っていく5人を第三協栄丸はニコニコと見送った。







「長次、これ着て良いぞ。」



重が渡したのはシンプルなロンT。




「あ、ありがとう…………。」



受け取り、着替えようとする長次だったが、5人の視線が気になり躊躇ってしまう。





「あの………………あんまり、見られると…………着替えづらい、から。」




まさかとは思うが、カラオケであんな目にあった後だから余計に警戒してしまう。




「何だ、長次?一人で着替えられないのか?………………だったら、俺が手伝ってやる。」




「え、ちょっ………………!!!?」




真っ先に動いたのは網問だった。羽織っているだけのカッターシャツをあっという間に剥ぎ取る。



現れた上半身にゴクリと喉が鳴る。



体格良く見えるのに、意外に細い腰だとか、程よく色づいた乳首だとか、うっすらと付けられた赤い痕だとかっ!!





プッツーン…………




5人の頭の中で、何かが切れる音がした。




「ごめん、長次。やっぱ、ムリ。我慢できない!」




「え…………っ、やっ!?」


いきなり床に引き倒された長次は、第2の惨劇に悲鳴をあげそうになるが、口を掌で塞がれてしまい出来なかった。



カチャカチャとベルトを外す音が聞こえ慌てて手を伸ばすも、手首を掴まれ封じられてしまう。



「長次の乳首、ツンツン勃ってる。かーわいー。」



「んぅうっ!?」




グニグニと指で摘ままれ体を跳ねさせる長次に、劣情を煽られた5人の行動がエスカレートした。





「気持ち良いのか長次?ここ、硬くなってきてる。」




いつの間にかズボンを脱がされた下半身に、みよし丸が手を這わせる。





「あ、やぁっ!そんな、に…………擦らないで…………っ!」



長次の小さな喘ぎ声に、それまで冷静に堪えていた間切と鬼蜘蛛丸の理性が切れた。



「長次さん。大丈夫ですよ?長次さんが気持ち良い事しかしないから。」




鬼蜘蛛丸の宥める様な声に、長次は首をブンブンと横に振った。





「そ、そう言う問題じゃ……っあ!?」





ツプリと、秘孔に指を埋め込まれ、長次は目を見開く。さすがに、これ以上はまずい…………っ!!



「やっ、やだぁ!抜いて…………ひゃんっ!!?」



後ろに気をとられていた長次は、屹立に感じた感触に身もだえた。




「あ、やだぁ!間切さん…………っ!汚いから…………くわえないでっ!」




長次の屹立をくわえた間切は、鈴口や裏筋など、長次の弱いところを容赦なく責める。



「長次さん、気持ち良いの?後ろの穴がヒクヒクして、俺の指に吸い付いてきてる…………。やらしいですね……?」



「やぁっ!!ダメっ!そんなに掻き回さないでぇっ!!あぁあっ!!!」




前立腺を擦られ、腰を揺らす長次に我慢の限界を超えた鬼蜘蛛丸が、硬くそそり立つ己の屹立を秘孔に宛がった。


自分の意思に反して先端を飲み込もうとする秘孔に、戸惑った長次はボロボロと泣き出した。




「だめですよ、長次さん。そんな顔は、逆に男を煽るだけです。」





ミチッと、先端が食い込む音が響いた。














が、その時ーーーーー






































「お前らいつまで着替えてんだ?料理が冷め……………………。」






ガチャリとドアを開け、顔を覗かせたのは第三協栄丸だった。その後ろには東南風もいる。







「………………何をしてる。」




ぶっきらぼうに問う東南風は5人の下敷きになっている長次を引っ張り出し、そっと上着を掛けた。





「…………っや、や、東南風さぁぁぁん!!」




よほどショックだったのか、長次は東南風にしがみついてわんわん泣き出した。東南風は、もう大丈夫だとでも言うように優しく頭を撫でてくれる。






「………………お前ら、いくら長次が可愛いからって、無理矢理はダメじゃないか。」




第三協栄丸も呆れたようにため息を吐く。





「悪いことしたなぁ長次。ほら、料理温めなおしたから食べよう。」



第三協栄丸に肩をポンポンと叩かれ、長次は鼻をすすりながら頷いた。そしてそのまま、手を引かれ食堂へと向かう。




そのあとを追うように出ていこうとした東南風だったが、ふと5人を振り返った。





「あんた達は、ソレをどうにかするまで来ないでくださいよ。」



冷たい視線の先には完全に勃ち上がった屹立が………………。





パタンと閉められた部屋に取り残された5人は真っ白になった頭をフル回転させ、長次への謝罪を考えていたとか………………。












〜END〜




たいへんお待たせ致しました!


10000hit記念第7位の水軍×長次でしたー( ´∀`)



自分的には30点くらい…………。水軍の人たちのしゃべり方とかイマイチ良く思い出せなかった……!もっと研究しなくては(*´-`)




一応、10000hit記念のは、この7位でおしまいです!次は20000hitでまたアンケ取るかもしんないので、その時はご協力お願いしますd=(^o^)=b






それでは、少しでも楽しんで頂ければ幸いです!














 
 

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