KIRI-REQU

□触らぬ神に祟りなし
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「…………げ。仙ちゃん、留三郎…………。」



思い切り顔を顰る小平太に、変態もとい、仙蔵と留三郎が唇を尖らせた。



「何だその顔は?不細工だぞ?」



「うるさいよ変態。どっから湧いて出たの。」



「俺のセンサーがドS長次を感知したんだ。」



「…………そのセンサー、へし折っても良い?」




こんな変態共を長次に近づけてなるものかと、小平太はクナイを構えた。



「ふん。そんな事をしても無駄だぞ?なんせ、私と留三郎はドS長次の話に皆勤賞なんだからな!ドS長次あるところ仙蔵&留三郎ありだ。」





カッコつけても決まらない。全然格好悪いよ………。小平太は心の中で呟いた。





















「……………退け、小平太。」



不意に後ろから低い呟きが聞こえ、ぐいっと横に押し退けられた。長次が変態2人の前に立ち腕を組む。




「っ長次……!!!寝乱れた姿っ、か、可愛すぎるっ!!!」


はだけた寝間着姿の長次に留三郎が鼻血を噴いた。



長次はそれを冷めた目で見遣り鼻で笑った。



「…………朝っぱらから鬱陶しいんだよ。また痛い目に遭いたいのか?」



言いながら小首を傾げる長次は可愛らしかった。





しかし………






「「………っひいぃっ!?」」



長次が懐から出した物を見て、仙蔵と留三郎は青ざめた。




「ち、長次………っ!まだ、そんな物を持っていたのか!?」



長次が手にしていたのは、いつぞやこの2人に大いに奮ってやった乗馬用の鞭。


それをみた仙蔵はよほどのトラウマなのか涙目で訴えた。


「ちょ、やめて、ほんと痛いんだってそれ!」




「うるさい。このイモムシ野郎。豚にも劣る害虫が………。」



「豚にも劣るって……それって文次郎より下ってことか!?」

と、留三郎が長次に食い下がった。













「離せ。変態が移る。」



ばっちぃぃいいいいん!!!!




「っぎゃあああああああああっ!!!!!」




「と、留三郎ぉおおおっ!!」



長次はビンビンに勃っていた食満センサーを思い切り鞭でシバいた。留三郎はあまりの激痛に床を転げ回る。






「…………ふふ………絶景。」





それを恍惚とした目で見下ろす長次に仙蔵はくぎ付けになった。





「留三郎………、羨ましい奴………。」








その呟きを傍で聞いていた小平太は、




「おーい長次!仙ちゃんも打って欲しいってー!!」



「は!?ちょっ、バカ、小平太何言って………っ!!」




「………………合点承知。」






ニヤリと笑った長次は鞭をしならせ仙蔵を打った。





「うぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああチョウジアイシテルああああああああああああああっ!!!!」



仙蔵も食満同様床を転げまわった。





「仙ちゃん、断末魔の合間に何か言ってなかった?」



「知らん。気のせいだろう。」




明らかに聞こえていた長次は知らんぷりしている。それどころか、更に2人を嬲ってやろうと再び鞭を奮った。








このあとも、鞭のしなる音と変態2人の悲鳴が轟き続けていたという………。













〜END〜



さてさて、食満センサーとは、どこのことでしょうか?(笑)




と、いうことでお待たせしました!!寝起きの悪いドS長次でしたー(^_^;)…………が、ちゃんと出来てるかな?




何か、ドS長次がイマイチ掴めてない気がします(・_・;)



こんな出来になっちゃったんですが、少しでも楽しんで頂ければ本望です(*^o^*)








 
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