KIRI-REQU

□もふもふっ!!
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ドッカーン!!




いきなり爆発音が響き渡り、側にいた忍たま達は騒然となった。






事の発端はこうだ。


学園の飼育小屋に、新しく兎が仲間入りした。


小動物が好きな長次は、昼休みに生物委員会委員長代理の竹谷に頼んで触らせてもらえる事になった。ふわふわの毛皮に癒されている長次はとても幸せそうにしていた。……………ここまでは良かった。



たまたま側を通り掛かった仙蔵が、仲睦まじく寄り添う竹谷と長次(仙蔵にはそう見えた)を見て、嫉妬に駆られ竹谷に焙烙火矢を投げつけたのだ。それにすぐさま気づいた2人はサッと避けたのだが、その拍子に兎が腕の中から飛び降りてしまった。


長次はほぼ条件反射のように兎に手を延ばしたのだが、抱き留めた瞬間



ドッカーン!!




長次と兎はもろに爆発に巻き込まれた。




















「っ!?中在家先輩!!!」


「長次ーーーーーーっ!!!」



二人は慌てて煙の立ち込める小屋に入ったが、長次の姿は忽然と消えていた…………。





















 
「ど、どうしよう…………。」



所変わって、ここはあまり使われていない倉庫の中。



その隅っこに長次が蹲っていた。


長次はあの爆発の中で奇跡的に無事だった。しかし、そこで異変が起きていたのだ。腕の中の兎がいつの間にか消えていて、何か頭に違和感を感じ手を伸ばすと、もふっ!とした感触。



もふもふもふっ!


「………………………。」


この手触りは、間違いなくあの兎の物。しかも、触られているという感覚があるということは…………。



そこまで考えて、誰かに呼ばれているのが聞こえた。あの声は仙蔵と竹谷だ。今来られるのは非常にマズイ!!長次は慌てて近くの木に飛び乗り、人目に付かぬようにここまで逃げてきたのだ。





そして、倉庫に置いてあった鏡を見てみると、やはり自分の頭に兎の耳が生えている。しかも、慌てていたので今まで気がつかなかったが尻尾まで付いている……………。




長次は途方に暮れため息をつき、尻尾に手を伸ばした。



もふもふ………。



「っ!!!」



その瞬間、ゾクリとした感覚が身体中を駆け巡った。


今まで気がつかなかったが、息も上がっている気がする。


しかも…………



「ぁ……、うそ……何でっ!」



長次は困惑した。こんな状況なのに、己の男根が硬くそそり立っていたのだ。



どうしよう……、こんなこと、してる場合じゃ無い、のに…………。



長次は我慢出来なくて、ソロソロと袴の紐に手を伸ばした。興奮で手が震えて上手く解けないのがもどかしい。



シュルリ………と袴を脱ぎ捨て、褌を緩めて屹立を握り込んだ。



もう……無理、我慢、出来ない………っ!!



くちゅっくちゅっくちっ



長次は夢中で己の屹立を扱いた。溢れ出る先走りでくちゅっくちゅっといやらしい音がなるが、それさえも気にする余裕がない。ただ快楽を求めて一心不乱に手を動かした。



………だから気づけなかった。倉庫に近づいて来る気配に………。





「あっ、はぅ……っ!!も、イクぅ……っ!!!!」



絶頂が近くなってきた長次は更に自分を追い立てた。もう少しでイケる、そう思った。




その時ーーーーーー




「長次!!ここ、か………。」


「え……っ、中在家先輩!?」


「っ!!!!!」




ガラッと音を立てて入って来たのは、竹谷と何故か小平太だった。爆発に巻き込まれたと誰かに聞いて探してくれていたのだろうか………。



「中在家先輩………。その耳………。」



真っ先に異変に気付いた竹谷が長次の頭をマジマジと見つめる。



「長次、何してるんだ?」



乱れた姿の長次に小平太が呆然と尋ねた。長次は燻る熱に侵され、朦朧としながら話し出した。



「あ、あつ、い……。身体が……熱くて……、ぁ、いや……見ないで……っ!!」


2人に見られているのに手を止められない長次は、泣きながら2人に懇願した。こんな恥ずかしいところ………見られたくない……っ!!



しかし小平太と竹谷は、そこから動けなかった。


2人は密かに長次に想いを寄せている。というか、知らないのは長次本人だけなのだが……。



好きな人が目の前で淫らな姿で自慰をしていたら、そんなの我慢できるわけがない。色香漂う長次に誘われるように、2人はゆっくりと歩み寄った。誰にも邪魔されないように戸をしっかりと閉めて……………。





















「長次、手伝ってやろう!」


そう言って、小平太は長次の屹立に手を伸ばした。


「っひ、やぁあああああああっ!!!!!」



ただでさえイキそうだったのに、小平太のゴツゴツとしたマメだらけの掌で握り締められ、たまらず長次は白濁を吐き出した。




それを掌で受け止めた小平太は指先に絡めて、長次の秘孔にツプンと1本突き入れた。


「っあぁあああっ!?い、痛……っ!!こへ、…た。や、やめて………っ!!!」


「大丈夫だ長次。すぐに気持ち良くしてやるからな。」



そう言って小平太は、再び勃ち上がった長次の屹立をくわえ込んだ。






 
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