KIRI-REQU
□中在家長次の淫らな一日
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誰も近づかない草むらに押し倒された長次は、ぽかーんと久々知を見上げた。
「…………え、と………、く、久々知………?」
何をしてるんだと言いたげな長次に久々知は首を傾げた。
「え?先輩が言ったんですよ?俺のを食べたいって。」
それは言ったが、それがどうしてこんな体勢に………。そこまで考えて長次はハッと気づいた。できればハズレてほしい直感だ。恐る恐る口を開く。
「お前は、私に……何を、食べさせる気だ…………?」
きょとんとする久々知は長次が今一番聞きたくないことを口にした。
「何って………俺のナニですけど?」
「っ!!?…………ナニって、ソレ?」
「そうそう、コレです!」
にこやかに久々知が指差す先には、熱くそそり立つムスコさん。
「ばっ、馬鹿っ!!今授業中だぞ!?そんなこと………ひぇあっ!!」
暴れる長次を難無く押さえ付け、久々知は長次の袴を剥ぎ取った。
「中在家先輩。先輩の後ろの穴がヒクヒクしてますよ?ホントは欲しいんでしょ?コレが。」
久々知の硬くなった先端が、ヒクつく秘孔をつんつんと突いた。それだけで長次のソコは嬉しそうに痙攣する。
「ん……。ほぐさなくても大丈夫ですよね?さっきまでタカ丸さんとヤッてたんだから。」
久々知の言葉に驚いて目を見開く。そんな長次にクスクスと笑いかけ、「だめですよ?あんな誰が通るかもわからないところでヤッちゃ。1年生が入って来たらどうするつもりなんですか?」と窘めた。
「おかげで俺は自分で抜くはめになったんですけどね。」と苦笑する久々知は、ズプズプと徐々に長次の中を犯していく。
「あっ、やっ、やだって……くく、ちぃっ!!」
長次は必死で抵抗した。認めたくはないが、自分と久々知は身体の相性がすこぶる良いらしい。いつもこの後輩に我を忘れるくらい乱されてしまうのだ。その証拠に、入れただけで長次の男根が反応し始めた。
悔しいけど、すごく、気持ちいい………っ!!!
「あ、この間付けた痕、まだ残ってますね。」
言いながら指差されたソコには、朝、伊作にも言われた付け根の赤い痕。
「あぅ、んっ!!…………それ、久々知が付けたのか。」
仙蔵か鉢屋だと思ったが全然違った。
「気づかなかったの?………まぁ、あの時は先輩、イキすぎて意識飛んでたから。」
じゅぷじゅぷと、喋りながらも激しい律動を繰り返す久々知は、的確に長次の前立腺を突き上げた。
「あっ、あぁあっ!!く、くち……っ!!」
「ん、……中在家先輩、俺の美味しい?」
「う、ん……っ!!ひぁあああっ!!すご、いぃ……あぅっ!お、奥まで……くるっ!!」
自分ので感じて喘ぐ長次に久々知は微笑んだ。
ほんと、可愛いなぁ………。無愛想なところしか知らない連中は可哀相だな…。こんなに色っぽい表情をする先輩は一見の、いや、百見の価値有りだ。
久々知はそんなことを思いながら、予想より早くきた射精感に従って長次の中に白濁を吐き出した。
「はぅうっ!!くくちぃ……、中に出しちゃ……嫌……。」
「もう遅いですよ先輩。………それに、美味しそうに搾りとってるくせに何言ってんですか。」
すべて出し終えた久々知は長次の中から己の屹立を抜き取ろうと腰を引いた。が………
くぅううう〜〜きゅるるるー
長次の盛大な腹の音を聞いた久々知はニヤリと笑み、再度長次の中に己を押し込めた。
「ひっ!!?久々知、も……無理だって………!」
「嘘ばっかり。お腹減って仕方ないんでしょう?まだまだたっぷり出してあげますからね?」
そんなので腹が膨れるわけないだろ!!と長次はツッコんだが、恍惚とする久々知に聞こえてるはずもなく。
長次は結局昼休みになるまで解放されず、久々知に抱かれ続けるのだった。
昼休み。長次はやっとご飯にありつけた。久々知にほぼ体力と精力を奪い尽くされた後のご飯のなんと美味しいことか。
もそもそとご飯を頬張る長次を向かいに座っている綾部がじぃーーーーーっと見つめている。
「…………………綾部、そんなに見られると食べづらいんだが…………。」
「先輩…、なんだか僕、ムラムラしてきちゃった………。」
「〇▲□(^o^)@#*□!?」
綾部のムラムラ発言に長次は茶を吹き出し、盛大にむせ返った。
「ゲホッゴホッ(キ×ω×メ)……………あ、綾部?」
綾部が長次の手を握った。嫌な予感しかしないのは自分だけだろうか……………。
「…………中在家先輩。」
「断る。」
「…………しよ?」
「断る!」
「じゃあ、僕の部屋に行きましょう。」
「断るって……うわっ、離せっ……降ろしてくれ、綾部!!」
断ると言っているのに、綾部は長次を無理矢理担ぎ上げて食堂を後にした。
どさっと布団の上に降ろされた長次は綾部に文句を言おうと見上げ、息を詰まらせた。
何だか………綾部が……怒っている気がする…………。