KIRI-REQU

□野外演習のその後に
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本日やっと、6年ろ組が野外演習から帰って来る。







文次郎は自室で帳簿をつけていたのだが、ふと筆を止めた。


「……………そんなとこに立ってないで入って来たらどうだ。」



戸の外に気配を感じ呼び掛けた。その声に応じるように戸を開け入って来たのは、この5日間文次郎の頭の中を占めていた恋人だった。




「…………………ただいま、文次郎。」



風呂をすませて来たのか、寝間着に着替えた長次をチラリと見遣り、目立った怪我が無いか確認した。



(良かった………。特に大きな怪我はしてないみたいだな。)



「おかえり長次。無事に終わったみたいで良かった。」




長次に労いの言葉をかけ、帳簿を片付けようと机に向かう。すると……………




ぎゅぅうううーーーっ、と後ろから抱きしめられた。



「ち、長次っ!?」



「文次郎………、会いたかった………。」



肩にかかる長次の髪の毛から、ふわりと彼の香りがする。


普段からは考えられないその行動に、文次郎の分身が反応し始めた。





「ねぇ、文次郎……………。………しよ?」



「ッ!!?ちょ、長次………っ!?」



スリスリと頬を擦り寄せて甘える長次に理性が飛びかけるが、何とか踏み止まる。



「長次……?ど、どうしたんだ………?」



「?………別に、どうとも無い…。」



首を傾げる長次だったが、明らかにいつもと様子が違う。



「今日のお前……変だぞ。」



「…………………、だって、5日もシテない………。」


拗ねたように唇を尖らせる長次だったが、文次郎の股間に目をやりクスリと笑った。



「……………文次郎だって、我慢してるんだろう?ねぇ、早く…………、」




抱いて?





耳元で囁かれて文次郎は長次を押し倒した。



「………、こっちは、お前が疲れてるだろうからと思って我慢してたってのに………。覚悟しとけよ、5日もヤッてないから手加減できねえぞ。」



嬉しそうに頷く長次に文次郎は胸をキュンキュンさせた。



「長次、野外演習で頑張ってきたご褒美をくれてやる。」


「…………え?………っあ、ちょ………!!」


言われてすぐに自分の屹立を文次郎にくわえられ、長次は焦った。


「や、……文次郎………っ!!そんな事、するな……っ!!」



引きはがそうと文次郎の髪を引っ張るが、なかなか止めようとしない。それどころか、黙れと言うかのように軽く歯を立てられた。



「っい、たい………!」



やっと大人しくなった長次にほくそ笑み、長次をイかせようと追い立てた。



「んっ、も、んじ、ろ……っ!離して……、もう、出そう………。」



限界が近いのか、ピクピクと震え我慢する長次のモノをチュウッと吸い上げた。


「はぅっ!?や、ダメだ、って…っ!!あ、もぅ………ぃ、イク……っ!!」



びくんっと一度痙攣し、長次は文次郎の口内に白濁を吐き出した。



「………ん、濃……。長次、もしかしてこの5日間、してなかったのか?」


野外演習で気を張っていて、一人でする暇も無かったのだろうと、文次郎は思ったのだが、長次の答えは違った。














「……………、文次郎とじゃないと………感じない、から………。」


「……………え?」


「一人でしても、気持ち良くない……。想像じゃなくて………本物の文次郎と、したかったから……我慢、してた………。」



長次の言葉に、文次郎のモノが大きく反応した。文次郎も、5日間ずっと自慰もせずに我慢していたのだ。長次が頑張っているから、自分も耐えなければ……と。



早く、入れたい。めちゃくちゃに突き上げて、長次を乱れさせたい。



そう、逸る欲望を何とか抑えつける。いきなり入れては長次を傷つけてしまう……。しっかりと、ほぐさなくては。



指を唾液で濡らし、一本長次の秘孔にゆっくりと押し入れた。


「………んっ!!ふ、あ……っ、もんじ、ろ…っ!!」



長次の内壁が震え、文次郎の指をもっと奥へと誘う。


入り口がだいぶ解れてから、指を2本に増やした。


ぐりぐりと前立腺を擦ってやると、一度達した下半身が、首をもたげ始めた。



「ぁう……っ!!文次郎っ、そこばっかり、擦ったら……っ、また、イッちゃう……っ!!」


「ああ、イッとけ。そしたら、長次のナカ、たくさん気持ち良くさせてやる。」



その言葉に長次の内壁が文次郎の指をキュウキュウと締め付けた。



文次郎は指を1本増やし、長次の中を思い切り掻き乱した。




「あっ、やっ、やぁあああーーーっ!!もんじろっ……やだぁ!!そこ、ばっかり……っ!」




前立腺ばかりを執拗に擦りあげ、長次を追い立てた。もう、限界なのか、また張り詰めた屹立がプルプルと震えている。









 
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