KIRI-REQU
□野外演習のその前に
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「ん、三郎…っ!!も、イキたい……っ!」
「いいよ、長次さん……。イイところ、いっぱい突いてあげるから……、イッちゃって。」
長次の腰を抱え直して、更に深くガツガツと貪るように突き上げた。前立腺を刔るたびにキュウキュウと締め付ける内壁に、鉢屋も限界を感じた。
「長次さん、俺、も………限界。ナカに、出してもイイ?」
「う、ん………さぶろ……っ三郎……!全部、出して……ぁ、わ、たしの……ナカに、一滴残さず……全部頂戴……っ!!」
長次の承諾を得て、鉢屋は一際深く押し込み白濁を吐き出した。
「あぁあああーーっ!!熱いのが、入って、来………っ!!ぁ、だめ…イク……っ!!」
胎内で熱を感じていた長次も、2人の腹の間に白濁を撒き散らし、果てる。
全て出しきった鉢屋は、ズルリと己の男根を抜き取った。緩んだ秘孔がヒクヒクと震え、トロリと精液が零れ出る様を見て、また下半身が疼きだしたが、とりあえず今は耐える。
ゴロリと長次の隣に寝転がり、ぐったりする長次を抱き寄せた。髪を梳いてやると擽ったそうに身をよじり、甘えるように擦り寄って来た。
「……………、長次さん。お願いだから、怪我なんてしないでね?」
「……………それは、約束、できない……。でも、なるべく…気をつける。」
「……………うん。………俺がいないからって、浮気なんてしたら………許さないからね。」
「………それは、こっちの台詞だ………。私以外を抱いたら、殺してやるからな………。」
長次の脅し文句に鉢屋は苦笑した。
「怖いなぁ。でも、そんなの絶対に有り得ないからさ……。安心して頑張って来てよ。」
「ああ。……………、帰ってきたら、………その…………。」
「うん。これでもかって言うくらい抱いてあげる。」
頬を染めて言いにくそうにしている長次の言葉を汲み取り、笑い掛けた。
真っ赤になって「ばか………。」と呟く長次が愛しくてしょうがない。
「ねえ、長次さん。」
また5日後に愛し合いましょう
〜END〜
なんか、無理矢理終わらせた感が………。
甘めの鉢長を目指したつもりなんですが、どうでしょうか?ちゃんと甘くなって、るのか……これは………っ!!?
では、5000Hitありがとうございました!少しでも期待に添えられたなら本望です(*^o^*)
〜おまけ〜
長次との甘い一時を過ごした鉢屋が部屋に戻ると、同室の不破雷蔵が部屋の真ん中に正座していた。
「………………、何やってんの雷蔵。」
鉢屋の呼びかけに雷蔵はカッと目を見開き、いつもより低い声で呟いた。
「それは、こっちの台詞だよ。……………三郎、図書室で何してたの。」
「…………っ!!」
「神聖な図書室で、僕の大切な中在家先輩に、何をしたの。」
「……………………。」
「黙ってねぇで答えろよ。」
「…っ!ら、雷蔵には関係ないだろ!!だ、だいたい俺と長次さんは恋人同士なんだから、雷蔵にとやかく言われる筋合いは無い!」
「うるさい!!だいたい、中在家先輩を先に好きになったのは僕の方なのに………っ!てか、気安く長次さんって言うな!!」
「そんなの、迷い癖の雷蔵が悪いんじゃん!!悩んでないで押し倒しちゃえば良かっただろ!俺は雷蔵と違ってめちゃくちゃアピールしたからな!」
「押し倒す事がアピールとか、ふざけてんの、お前。………、がっつきまくってる三郎なんて嫌われると思ってたのに……。とんだ誤算だったよ……。」
がくりと肩を落とす雷蔵は、本当にショックを受けているようだった。
ちょっぴり罪悪感が湧いてきた三郎が話しかけようとした、その時。
「でも、そっか……。中在家先輩、強引に無理矢理されるのが好きなのか………。」
雷蔵の口から不穏な台詞が聞こえ、固まった。まさか、こいつ………っ!!
「僕、諦めてないからね?油断してたら、中在家先輩食べちゃうよ。」
にぃっこり笑う雷蔵に鳥肌が立った。マジだ……。こいつ本気でヤるつもりだ!!
「ふふふ、僕は三郎と違って信頼されてるから、すごく無防備になってくれるんだよねぇ。あーぁ、」
早く中在家先輩帰って来ないかな!
わくわくしながら床に着く雷蔵を呆然と見遣り、三郎はため息をついた。
「友達辞めようかな………。」
〜おわり〜
鉢雷鉢好きの方には見せられないくらい残念なおまけ(>_<)
でわ、こんなところまで読んで頂きありがとうございました☆