KIRI-REQU
□空オーケストラ
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「うぅ〜っ!!た、助けて下さい、第三協栄丸さんーーっ!」
助かったとばかりに長次が声を上げた。
「なんだなんだ長次〜、襲われたくらいで泣くなよー。」
言いながら、長次を5人の下から引っ張り出した。
「うっ…うっ……ヒック……だ、だって、怖かっ………グスッ。」
「あーもー、泣くな泣くな!俺の店で魚料理ご馳走してやるから!長次に新作を味見してもらおうと思ってちょうど探してたんだよ。この店に入って行くのが見えて追いかけて来たんだが、間に合ってよかったな!!」
「……グス。…………お刺身、も…あります、か?」
「おー、あるぞ。鬼蜘蛛丸達が長次のために用意して待ってるからな。」
「……………じゃあ…行く。」
長次は承諾すると、のろのろと着替え、第三協栄丸とドアに向かった。出る直前に5人をキッと睨みつける。
「もう、お前らとはカラオケなんぞ行かないからな!!」
呆然とする5人に言い捨て、足音も荒く出て行った。強姦まがいな事をされたのに、絶交とまでいかないのは長次の優しさなのか。
「そうだ。お前たち、カラオケでの性行為は非常識だぞ!次はちゃんとホテルに行け。」
ちょっとズレた注意をして、第三協栄丸も長次の後を追った。
しかし、彼は知らなかった。自分の部下たちも長次を狙っていることに………。そして、店で待っていた彼らが、潤んだ目で乱れた服装の長次を見て暴走してしまうのだが、それはまた別の話。
「……………行っちゃったねぇ、長次。」
「そうだな……、ていうか。」
「この破裂寸前のムスコ……どうしよう。」
〜END〜
うわーっ!
すんごい意味不明なモノが出来てしまった(°□°;)
しかも、カラオケ歌ってない!ただ長次がセクハラ受けただけでした!!
しかし、小平太曰く、長次の歌声はエロいそうです(笑)
それでは、たいへんお待たせした上に、こんな出来で申し訳ないのですが……。リクありがとうございました☆少しでも楽しんで頂けたなら幸いです。