KIRI-REQU

□ドSな私は好きですか?
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ポタリ、ポタリ……


長次の秘孔から三之助と三郎2人分の精液が垂れてきて、太ももを伝う白濁を目にした瞬間、食満の理性はキレた。


ガシッと長次の腰を掴んで、勢いよく引き寄せ、ズンッと一気に貫いた。


食満の思いも寄らない行動と想像以上の質量に、長次は目を見開いた。



「ひぁあっ!?んゃああぁああああっ!!!」


最奥まで捩込み、一旦動きを止め、長次の内壁の絡み付きに恍惚となった。引き抜こうと、腰を上げようとする長次に気づき、食満は入れたまま上体を起こして長次を押し倒し、両手首を床に縫い付けた。


「っ………食満、離せ……。」


長次の威嚇するような呟きを無視して見下ろす食満の瞳は、完全に据わっている。


初めて見る食満の様子に、長次はゴクリと喉を鳴らした。



ずんっずんっぐちゅっくちゅぅ


食満は何度もギリギリまで引き抜き、一気に根本まで埋め込む動きを繰り返した。ガツガツと腰骨がぶつかるほど激しく穿たれ、長次は初めて感じる深い快楽に喘ぎを漏らした。


「あっ、あっ、んぁあっ!!やっ、……け、ま!ふ、深すぎぃ………っ!!!」


「長次、……長次っ!気持ちいい?もっと激しくしても大丈夫か?」


「あ、ま、待って……っ!?うゃああぁ!!待てって……言ってる、だろ!!」


長次の制止を聞いているのかいないのか。食満は腰の動きを早め、ジュクジュクと長次の中に残っている精液を掻き混ぜるように攻めた。


「長次…、気持ちいい……。長次のその泣きそうな顔、凄いそそられる。可愛くて……、もっと、鳴かせたい。」


さんざん我慢させられて、とうに限界を越えた食満の中に、わずかにS心が芽生えた。



長次は長次で、どMだと蔑んでいた食満に激しく犯されて興奮する自分に戸惑っていた。





ヤバい………もっと激しく、壊れるくらいに犯されたい。







「何?長次……。言ってみろよ。長次の頼みなら、何でも叶えてやるから。」


何か言いたげな長次の視線に気づき、食満はニヤリと口元を歪めた。長次の言いたいことはだいたい予想がつくが、長次の口から直接言わせたい。



長次は、そんな食満の思惑に気づき舌打ちするが、更なる快楽が欲しくて素直に折れることにした。



「食満のその太くて硬いので、私の中をもっと激しくめちゃくちゃに犯して。」


長次から放たれた淫らなおねだりに、食満は軽く驚き目を見開いた。


食満の反応に、少しだけ仕返し出来たとほくそ笑んだ長次は、根本を戒めていた紐を解いてやり、早くと催促した。






「あっ、やっ、けま…っ!す、ごい…っんぁあっ!!」


「んっ……、長次、いつもより凄いヤラしぃ……。すげぇ締め付け………。」



「あ、ぁっ、も、限界っ!」


「………、何でそんな、悔しそうな顔、してんだ?」



自称Sの鉢屋の時にさえ堪えれたのに、どMの食満に翻弄されるなんて、そんなの悔しいに決まってる。



「だ、め………。も、イク………っ!!」


「俺も……っも、限界……。出すぞ、長次。」


ビクンッと食満の屹立が震え、長次の中に精を放った。びゅくびゅくと、さんざん我慢させられた分、量が多い。引き抜くと、収まりきれなかった精液が秘孔から溢れ出てきた。



食満とほぼ同時に達した長次は、しばらく余韻に浸っていたが何か忘れているような気がして思考を巡らせた。


何だっけ………ぁ、そうだった


「………………タカ丸……。」


「良かった〜、僕のことは放置プレイなのかと思ったよ〜。」


正直言うと、かなり体力の限界なのだが、さんざん我慢させた挙句にお預けなんて、あまりにも可哀相だ。まぁ、これが食満なら放っておくのだが。


(食満は、我慢すればした分だけエッチが濃くなるからな。)



タカ丸が覆いかぶさってきて、長次は覚悟を決めた。相手してやると言い出したのは自分だ。後には引けない。




「ふふふっ、そんなに強張らないで?今日は何もしないから。」


「………え……………?」


タカ丸の意外な台詞に、長次はポカンとなった。だって、こんなに勃ってるのに………辛くないのか?


「あ、でも……、そうだなぁ。我慢できたご褒美だけ、貰っちゃおうかな。」





ちゅっ


「んむっ!?」


軽く口づけされ、唇をペロリと舐められた。長次は真っ赤になって口をパクパクさせている。



「長次くんなんて襲おうと思えばいつでも出来るから、今日はこれで我慢してあげる。」


いつものフニャーとした笑顔が黒く見えるのは気のせいか。




「……な、何言って……。」


「実は俺達、中在家先輩と食満先輩は相思相愛の恋仲だと思ってたので、なかなか手を出せずにいたんですけど……、」


「でも、そうじゃないのなら遠慮はいらないよねぇ〜?」


「大丈夫ですよ、僕達みんな」


ドSの中在家先輩もMっぽい中在家先輩も、どっちも大好きですから。



ニッコリと笑う後輩達に長次は冷汗をたらした。


明日から私は、平穏な日々を送れるのだろうか………。




嫌な予感ほど良く当たるようで。一日3回は襲われる日々が、長次を待っていた…………。




〜END〜


なんじゃこりゃ。


Sって、こんなのかな?と思いつつ書いたのですが、激しく失敗した感が………。途中でMになるしね(^_^;)



大変お待たせしました。期待に沿えたものでは無いと思いますが、楽しんでいただけたら嬉しいです(*^o^*)






 
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