KIRI-REQU

□ドSな私は好きですか?
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「っうぁあ!?せ、先輩っ!」


「ん……、小さい………が、年相応……か。」


小さいと言われて少し傷ついたが、あまりの気持ち良さに、そんなのはすぐに吹っ飛んだ。



そんな次屋を見つめていた長次だが一瞬だけニヤリと笑み、後孔をキュッと引き締めた。



「ひゃっ!?ぃ、痛い、です。せんぱぃ………っ!」


キュウキュウと締め付けられ眉根を寄せる次屋の耳元で、長次は低く囁いた。


「………痛いだけ?本当に?」

ホントは気持ちいいくせに……

耳朶を噛まれて次屋は達してしまった。


「んっ………っくぅ………。」


びゅくびゅくと長次の中に出し切り、次屋はハッと我に返った。


「ごめんなさい、先輩!俺、中に…………。」


「………べつに、妊娠するわけじゃないから、気にするな………。」


オロオロとする次屋を落ち着かせ、長次は鉢屋に目を向けた。


「おとなしく待ってたか?鉢屋…………。」


「ええ。でも俺は、どっちかって言うとSだから、あまり焦らされるのは好きじゃないんです。」


だから早く先輩を喰わせて?


鉢屋の挑発するような瞳に、長次は目を細めた。

























 
「んっ、ヤバ………先輩、すごい締め付け。」


「何だ……あまり余裕がなさそうだな?」


「まさか……バカ言わないで下さいよ。」


抱き合っているのに、まるで威嚇し合っているような2人に食満は感心した。ドS同士のエッチってこんななのか……。今まさに2人が繋がってるようには見えないな。


「素直に喘いだらどうですか?ホントは気持ち良くてしょうがないんでしょ?先輩。」


「それは、こっちの台詞だ。さっさとイッてしまえ。」



ズグッズグッグチュウッ


「んくっ……!ぁ、……ふ、深いぃ……っ!」


「あ、ちょっ……先輩……っ、締め付けすぎ………っ!!」



鉢屋の屹立に、奥深くまで刔られて感じてしまい、その拍子にギチギチと締め付けてしまったらしい。


「ふ……、良い表情だな……。ゾクゾクする………。」


「先輩こそ、さっきの顔の方が可愛いですよ。危うくイキそうでした。」



ぐちゅっぐちゅっずちゅ


鉢屋は限界が近いらしく、長次の中をめちゃくちゃに突き上げて快楽を追った。


「はぁっ、ん……っ、しつこい……ってば!!」


「ふふ……、音を上げるんですか、先輩?…………っ、と言っても、俺も限界、なんですけど、ね!!」



言い終わると同時に強く腰を打ち付け、長次の中に白濁を注いだ。


「ふ……、かなり我慢してたから、いっぱい出しますね?」


びゅくっびゅくっと長次の中に全て注ぎ終えた鉢屋の屹立が糸を引きながら出て行った。



「ち……長次……。」


呼ばれて視線を向けると、限界まで股間を膨らませた食満が、物欲しそうにこちらを見ていた。



食満と身体を繋げるのは、今日が初めてではない。食満のあの瞳が、自分のS心を刺激するのだ。だいぶ前に、好きだと告白されたが、未だに保留している。…………好きな人が、他の男に抱かれている所を見せつけられて、いったい今どんな心境なのだろうか。





あぁ………考えただけで、ゾクゾクする…………。






「惚れてる奴が他の男に犯されてるというのに………とんだ変態だな、食満。」



ぎゅうっと、完全に勃起した食満のモノを握り締めた。


「くぅっ!!ちょ、長次……っ!!痛い、離せ……っ!」



「なぜ……?痛いのが、好きなんだろう?」


ニヤリと笑み、髪紐を解いて食満の根本を縛り上げた。



「なっ!!?長次っ!!」


「………いい機会だ。お前がどれほど変態か、後輩たちに見せつけてやれ。」


 
食満はもう、限界だった。


長次が自分以外の男根をくわえ込むのを見せつけられ、興奮で狂いそうだった。自分の気持ちを知っていて、尚も焦らす長次をめちゃくちゃに突き上げたくて仕方がない。


そんな食満の気持ちを知ってか知らずか、長次は食満を押し倒して上に跨がった。


そして、食満の屹立を双丘で挟み込み扱き出した。時折、秘孔に先端が当たるが、入れることも無く、食満にしてみればもどかしくて仕方ない。


「ち……長次っ!もぅ、限界…!!頼むから、入れさせて……?」


下腹部に溜まる熱を、早く長次の中にぶち込みたい。しかし、長次は意地悪気に笑うだけで………。


「……………だめ。まだ、我慢できるだろう?」


食満にとって、死刑を宣告されたような非情な言葉が投げられた。


絶望的な表情をする食満に長次は笑んだ。食満の、この顔が堪らない。


長次は動くのを止め、自分の秘孔に食満の先端をヒタリと添えた。しかし、そこから動きは無く、食満はもどかしさで顔を歪めた。


蔑むような目で見下ろされ、食満の屹立は更に反応し、紐が食い込んで痛い。



自分はMだ。それは認める。だがその前に、自分は男なのだ。早く入れたい、めちゃくちゃに突き上げたい。そんな欲望だけが胸を占めていた。





 
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