KIRI-REQU
□発情期の時期になりました。
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ええ。あれはもう、どうしようもない事だったんです。まさか、あんな所に祠があるなんて思わなくて。
ましてや、あんな事が起きてしまうなんて、誰が想像出来たでしょうか………。
この日、文次郎、小平太、長次の3人は裏々々山まで鍛練に来ていた。程よく汗もかき、一休みしようと各々休憩に向かったのだが………。
バキィッ
「「げっ!!!」」
暇つぶしにバレーをしていた文次郎と小平太だったが、草むらに打ち込んでしまった鉄球が祠らしきものを直撃してしまった。
「バカタレ!どこに向かって打ってるんだ!!」
「今のは、文次郎のトスが悪い!!長次なら、もっと上手に上げてくれるぞ!」
「うるさい!!あ〜ぁ、壊れてしまったじゃないか。」
だいだい何で、こんな草がボーボー生えた所に祠があるんだ。
「あっちゃ〜……石像も壊れてる………。」
祠の中の置物が真っ二つに折れてしまっていた。
とりあえず、修復可能か確認しようと手を伸ばした、その時。
許さない………
「え?文次郎、何か言ったか?」
「いや、俺は何も…………。」
−−−−我の怒り、身をもって知るが良い。−−−−
「「っ!!!?」」
ドサッドサッ
急に目の前が霞み、2人は地面に倒れ込んだ。
意識を失う寸前、獣の咆哮を聞いた気がした…………。
「っ!?」
遠吠え…………。野犬か………まさか狼…………?
岩場に腰掛けていた長次だったが、辺りを窺うように見渡した。
「……………小平太たちは、どこまで行ったんだ………?」
嫌な予感がして、2人がいないことに急に不安になった。
探しに行こうと腰を上げたその時、
ガサガサガサッ
「っ!!!?」
目の前に現れたモノに長次は、驚き脚を止めた。
「………………え…………?」
姿形は犬や狼なのだが、獅子ほどの大きさもある獣が目の前に立ちはだかっていた。
グルルルルルルッ
唸りをあげる獣から逃げようと踵を返したが、
「ぐぁっ!!?」
ドシャアッ
後ろからまた別の獣が現れ、飛び掛かられた。
こんな大きな獣二匹に襲われては、ただでは済まない。縄標を取り出そうと懐に手を伸ばす。
「……………っくそ……。」
もう少ししたら、小平太と文次郎が戻ってくる。それまで、持ちこたえなければ………。
バシィッ
「っ、し、しまった………!」
尻尾で手を叩かれ縄標を離してしまった。獣の下から這い出そうと身体を捻るが、ドッシリと上に乗っかられているため、それも出来ない。
グルルルルルルッ
逃げようとしたのが分かるのか威嚇された。興奮状態にあるのか、少し刺激しただけでも食らいつかれそうだ。そう思ったその時、
ビリィッ
「っぁあ!!!」
牙で制服をビリビリに裂かれてしまった。
「っひぁ!?な、何……っ!」
ベロリとザラついた舌が、胸を這う。
「っく………や、やめ……ろっ!!………っんぁあ!!?」
あろうことか、もう一匹の獣が股間に顔を埋め、長次のモノを舐め始めた。
「うぅ…っ、やっ、やだ!んあ…っ、ぅく…っ……。」
熱くてザラついた舌が上と下を同時に刺激して、長次を翻弄する。
(こんな……こんな、獣に舐められて、感じるなんて…っ!)
自分の身体が反応し始めているのを認めたくなくて、ギュウッと目を閉じた。
ピチャピチャと水音が耳に響き、劣情を煽られる。
「っひぁああ!!?」
下半身を舐めていた獣が、今度は長次の秘孔に舌を這わせ、中に押し込んできた。
「ぁ……うぅ……っ、ぃ、いや……ぁっ!」
入口をほぐすように蠢く舌に、何とか抗おうと腰を捻るが、それを獣が許さない。
(………っ、これ以上、好きにさせない………!!)
バキィッ
「ギャンッ!!」
獣の頭を思い切り蹴り上げ、押し付ける力が弱まった隙をつき、這い出した。そのまま走り出そうとしたら、もう一匹の獣に後ろから飛び掛かられた。
「っ!!しまっ…………!」
ミチッ………
「……………え………っ?」
四つん這いの恰好で倒れた長次の秘孔に、熱く脈打つモノが押し当てられ…………
ずんっ
「ひぃっ、んやぁああああっっ!!!!」
一気に押し込まれた秘孔がギチギチと嫌な音を立てる。
「っぁ………かはっ、……ぃ、いた……っああーーー!!」
グチュグチュと濡れた音を立てて蹂躙される長次は、痛みと屈辱で涙を零した。
こんな、獣たちに、犯されるなんて……っ、こんな……交尾みたいなこと…っ!!!