BL小説

□かまって欲しいの
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「土方く〜ん、遊びに来たよぉ、ねぇねぇチューして〜」

「てめぇは切り殺されてぇのか!?」

「こわ〜い、久々に会ったのにひど〜い」




何で俺はこんな奴と付き合ってんだ?

ぐうたらで解消無しの天然パーマ。












「まだ仕事終わんねぇの?」

「うるせぇな、てめぇが勝手に来たんだろ?」

「だって銀さん寂しかったんだもん、だから早く構ってよぉ」

「あーもう!少しは待ってろ!」

「グスン……いじけてやる……」

「好きなだけいじけてろ!」




ったく、ガキじゃねぇんだから……。

でもそこが憎めなかったりする。

何でも素直に表現できるこいつが羨ましい。

俺には無いものを持っている。

だから惹かれたんだ。













「ねぇ、一人エッチしていい?」

「はぁぁぁ!?」

「最近してねぇから欲求不満なんだよね〜、それにお前見てたらムラムラしちゃった」

「お前なぁ……仕事終わったらしてやっから待ってろって」

「やだ、我慢出来ない」

「チッ……じゃあ、勝手にしろ!」




キスしろだ、欲求不満だとか好き放題言いやがって、こっちの身にもなれよ。

俺だって我慢してんだ……。












「はぁ……あっ……トシ……」

「ちょ、オイ!?マジやってんのかよ」

「ん…?だから我慢出来ねぇって…言ったじゃん……つか、やべぇ…お前に見られるとイきそ……」




こいつぅぅぅ!

ちくしょー、仕事なんてやってられっか!

早く突っ込みてぇぇぇ!




「自分で指突っ込んではしたねぇな、見ててやるからそのままイけよ」

「え…?ふぅっ……くっ……あぁっ……!」













「なぁ、見られて興奮したか?」

「指じゃ足りねぇよ……やっぱお前のが欲しい……」

「言われなくても挿れてやらぁ、自分で慣らしたんだからもう平気だよな?」

「え…?あっ……あぁぁぁ!」




溶けきった場所に一気に突っ込み、すかさず欲望をぶつけていく。

味わってる余裕なんてねぇ。

あんな姿見せられたら止まらねぇつーの。











「トシ……激し過ぎ……あぁっ……またイク……」

「まだだ、我慢しろ!」

「ダメだって……」

「こらえ性のねぇ奴だな……」




イけないように根本をきつく握り、奥まで攻め立てる。

涙目で訴える銀時に煽られ俺も限界間近。












「んんっ!きつい……手…離せって……」

「仕方ねぇな……俺もイクから……」

『っ……あぁぁぁ!』




同時に欲を吐き出して、しばらく抱き合った。

仕事を片付けてからと思ったのに、銀時にまんまとハメられた気がする。

だけど、たまには触れねぇと駄目だな。

繋がってる安心感に満たされていく。












「はぁ〜生き返った」

「なんだそれ?」

「お前とイチゴ牛乳は同じくらい大事なんだよ」

「イチゴ牛乳と同じレベルかよ……」

「さてと、まだ仕事残ってんだろ?俺、寝るから頑張ってねぇ」

「てめぇ、このやろぉぉ!」







ホント好き勝手しやがって。

いつも翻弄されてばかりだ。

でも愛してるから許してやるよ。





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