デュラララ

□sweet★sweetHappyBirthday!
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〜六条千景の場合〜

「よぅ、静雄」
聞き覚えのある声が静雄の耳に入った。
「お・・・千景じゃねぇか」
「今日、誕生日なんだってな。」
「あ・・・ああ、まぁな」
「だから、お・・・俺とデートしね?」
「・・・へ?」

そして二人は池袋の街を歩き回っていた。
「な、次はどこがいい・・・」
と千景が静雄をみると、静雄はゲームセンターの方をじっと見つめていた。
「ん?静雄?」
「か・・・可愛い・・・」
「もしかして・・・あれ、欲しいの?」
「・・・・」
コクンと静雄は首を縦に振った。

「お・・・おぉ、すげぇ・・・」
「そうか?ほいよ。」
「あ、ありがとう・・・」
「んじゃ、行くか?」
「千景」
と、言いながら静雄は千景の服の袖をキュッと引っ張っていた。
「あ・・・あれも・・・」
「・・・ったく、我が侭なお姫様だこと。」
「え?」
「ははっ!可愛いっていってんだよ」
冬の寒い日なのに静雄の体温は上昇していくばかり、冷めるのか冷めないのか・・・。

〜セルティ&新羅&杏里の場合〜

『静雄、誕生日おめでとう』
「ありがとよ、セルティ」
「あ、あの・・・三人でケーキ作ったんですけど、食べてもらえますか?」
杏里は手にケーキが乗っている皿を持ちながら静雄に話しかけた。
「毒とか入ってないから、食べてよ静雄。二人共頑張ってたんだから」
「お前も作ってくれたんだろ?ありがとな、新羅」
「・・・・う、うん////」
(いいことした)
と新羅は心中で呟いた。
『静雄、今日は泊まっていったらどうだ?』
「え、いや・・・悪ぃし」
『気にするな。部屋だけはムダにあるから』
「あ、あぁ・・・ありがとな」
『もちろん、杏里ちゃんもね』
「は、はい・・・ありがとうございます」

そして、幸せな休日も幕を閉じようとしていた。

〜幽&クルリ&マイルの場合〜

「静雄さ〜ん!お誕生日おめでとう」
「・・・祝(おめでとう)・・・」
「おめでとう。兄貴」
「あ・・・ありがとな・・・」
静雄は少し照れながらお礼の言葉を紡いだ。
「兄貴、このケーキ高級の」
「えぇ!?いいのか!?」
静雄は高級という言葉に反応したようだ。
「あ、私もあるよ〜!はい!クル姉と一緒に編んだマフラーだよ!」
「・・・風(風邪)・・・否(ひかないで)」
「あぁ、ありがとう。気をつけるよ
今日は本当にありがとな」
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