うた☆プリ

□嶺ちゃんとHする?
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それはとある日の楽屋で起こった事件だった。

「きゃ〜〜!ランランのえっち〜〜!!!」
「あ!?誰がえっちだ!!気持ち悪ぃ!!!!!」
いつものように口喧嘩をしていた二人。
「だってランランがお尻触ってくるのが悪いんだもんっ!!」
「あっ・・・あれは事故だってさっきから言ってんだろーが!!」
「ランランの嘘つき〜〜〜〜!!」
「嘘じゃねぇ!!!!!つーか、だいたい嘘じゃなっかったらどうすんだよ。キモいだろ」
そう蘭丸が言うと、嶺二ははっとしたように止まった。
「・・・・?」
それを見た蘭丸はぴたっと止まった嶺二を心配したのか、急に静かになった嶺二を見ながら小首を傾げた。
「れ・・・」
嶺二の名前を呼ぼうとした蘭丸の声は虚しくも当の本人の声によって遮られた。
「ランラン・・・」
「な・・・なんだよ」
妙に低い声で話し掛けてくる嶺二に蘭丸は恐る恐ると声を発する。
「嘘じゃなかったら・・・・どうしてくれるの・・・・?」
「・・・・っ」
いきなり甘え声になって上目遣いで見てくる嶺二に蘭丸は驚きながらも少なからずちょっとは興奮していたことにはまだ気付いていない。
「てめ・・・・何言って・・・・」
「ね、ランラン・・・・」
蘭丸は動揺していたが脳裏にいつものような悪戯だという考えが浮かんだ。
・・・・・・・・・・・・・・・が、その考えは次の嶺二の言葉によって全否定された。
「嶺ちゃんとえっちしてみる?」
蘭丸の思考は完全に停止した。
「ねぇ・・・ランラン・・・・」
嶺二はなにも答えない蘭丸にお構いなしに蘭丸の膝の上に乗った。
「・・・・っ!?」
その行動にさらに蘭丸はわけがわからなくなった。
(な・・・・・なんだこれ!?)
蘭丸がそんなことを(本人は必死なのだが)考えていたら、顔の下で甘ったるい声がしたのに気付いた。
「・・・・・んぁぁ・・・っん」
「・・・・!?嶺二!?」
蘭丸は嶺二のしていることをやっと認識して嶺二を止めに入ろうとした。
「ぁっ・・・・らんらっんぅ・・・止め・・・ないで〜っ」
その言葉に蘭丸は動揺したが、すぐにため息をついた。
「・・・・らんらん・・・?」
それに気付いた嶺二は蘭丸の顔を見た。
「誘ったんだから、止めてやんねぇぞ。いいな。覚悟しとけ、嶺二」
「・・・・・・・・・」
小悪魔的な笑みを含めて言った蘭丸に嶺二は見とれていたのか、ぽかーんと口が開いている。
「おい、嶺二」
蘭丸はそう言うなり、開かれたままの嶺二のい口にかぶりつき、そっと舌を侵入させた。
「んんっ!?・・・・・んぁ・・・ぁ」
「ん・・・・ふっ」
誰もいない静かな楽屋でくちゅくちゅと舌を絡め合う音と、その合間の愛声だけが鳴り響く。
「・・・ん・・・ランラン、好きっ」
「ばーか、知ってるっつの。」
そう言いながら蘭丸は嶺二を押し倒して、嶺二に覆いかぶさるような体勢になった。
「・・・ランラン・・・・」
「ん。嶺二、愛してる」
いつもと違う雰囲気で言われた嶺二は顔を真っ赤にした。
「わわっ・・・ランラン、かっこいい〜」
「おい、雰囲気ブチ壊すんじゃねぇよ。喰っちまうぞ?」
「そんなこといって、どうせ喰べるくせに・・・」
ぶ〜、と嶺二が言うと蘭丸はニヤっと口角を上げて見せた。
「当たり前だろ?俺の可愛い嶺二」
「・・・・・//////・・・・っん」
そう言うと蘭丸は嶺二の額にキスをした。
「ランラン・・・えっち・・・しよ?」
「おう、限界までやってやる」
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