うた☆プリ

□PartyNight!!
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(もう、こんな時間になによぅ・・・)

早乙女学園、Aクラス担任の月宮林檎は次の日が休みといえど深夜に呼び出され膨れながら歩いていた。
呼び出された場所、Aクラスの教室に着いた。
(なんで夜の学校に呼び出されなくちゃいけないのよ)
そんなことを思いながら扉を開けた。
「・・・・・・・・・・」
沈黙。そうなってもおかしくはない。
だって、生徒達が・・・・・
「なっ・・・なに、その格好〜〜〜!!」
林檎は思わず吹き出してしまった。
「り・・・リンちゃん酷いよぉ(泣)」
「そうですよ。月宮先生、私もいろいろと捨てたんですから。プライドなど・・・」
そんな言葉を聞きながらもなお、林檎は笑っていた。
「ご・・・ごめんなさいっ、だって貴方達がそんな格好してると思わなかったからっ」
林檎がそんなに笑っているのは目の前の生徒達がメイド姿をしているからだ。
「はははっ!よかったじゃねぇか、喜んでるみてぇで。」
と、急に会話を遮ったのは同じ早乙女学園の教員、日向龍也だった。
「あら、まさか龍也がコレを着せたの?」
林檎の問に龍也はなぜか少し照れたように言った。
「まぁな。お前が喜ぶと思って・・・」
「・・・ふふ、ありがとう」
そう言って林檎は少し背伸びをして龍也の頬にキスをした。
「うおっ!?林檎!?」
「うふふ、か〜わいいっ☆」
それを横目にプリンス達の作戦会議が密かに開かれる。
「ど・・・どうします?」
「リンちゃん積極的><」
「う・・・うむ、見てられんな」
「りゅ・・・龍也先生・・・なんか間近でみると複雑だ・・・」
「いいねぇ。あ、どこかで見てようよ」
「二人とも仲良しですぅ〜」
が、会議の意味はなかった。
すると林檎が何かを思い出した様に
「あ、龍也。私、あのプレゼントすごく嬉しかったんだけど、龍也のが嬉しいわ!ねぇ、貴方達もそう思うわよね?」
とプリンス達に話かけた。
プリンス達の顔はニヤリ。
「勿論です月宮先生。お手伝いしますよw」
「俺も興味ある!!」
「可愛いと思いますぅ〜」
「俺も似合うと思うよ、龍也さんww」
「そんな龍也先生、見てみたい・・・・」
「俺も興味がないと言ったら嘘になるな」
と、プリンス達が言い終えると・・・
「うふふ・・・一致団結ね☪」
と林檎がウインクをした。
龍也が寒気を感じた時にはもう遅かった。
「それじゃ、お着替えタ〜イム!」
「や・・・やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」

                                    〜END〜
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