零式

□マキナの秘密2
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あれから数日。マキナが兄に会いにいくという情報を手に入れたジャックはエースとナインを誘ってマキナの尾行をすることにした。
「チョコボ牧場で待ち合わせか。お兄さんもチョコボ好きなのかな?」
ジャックが小声で呟くと、
「か・・・可愛い・・・」
「腹減った・・・」
とエースとナインが答えるように呟いた。
「ここはツイッターじゃないんだからごちゃごちゃ言うなっ!」
「ジャック、静かにしろ。」
「バレたらどうすんだ!?コラァ」
「ご・・・・ごめんなさい・・・」

「お、マキナ来たぞオイ」
「あ、イザナも来た。」
「知り合いだったのかよ!」

「マキナ、久しぶりだな。」
「あ、お兄ちゃん!」

「!?」
3人は目を見開き、笑いをこらえ始めた。
「ぷ・・・お兄ちゃって・・」
「・・・笑うな・・・ジャック、ぷっ」
「オイ、うるせ・・・ぷ・・・バレっだろっ」

「あ、そうだ。お兄ちゃん、俺ってブラコンなのかな?」
「どうしたんだ?急に」
「この前、レムに言われてさ。」
「ん〜、そうだとしても気にすることねぇよ。仲いいことは良いことだ。」
「そ・・・そうだよね・・・///」

「ぷぷ・・・・顔、赤っ・・・ぷ」
「しかも自覚してな・・・いっ・・・ぷっ」
「・・・ぷ・・・も、ムリだ・・・コラ・・・・ぷ」
3人はこらえきれなくなり、声を大きくして笑い出してしまった。
「ぷ・・・ぷははは!も、サイッコー!マキナ、サイコー!!」
「ははは!笑い死ぬっ・・・w」
「ぷ、こんなにウケたの久しぶりだぞ、オイ」

「・・・?」
「マキナ、どうした?」
マキナは声が聞こえる方へ向いた。
「ジャック、エース、ナイン・・・」
「マキナ・・・・って、おい!?」
マキナは無言で歩き出した。

「・・・・お前等・・・・」
「あははは!!ん?マキナ?・・・・って、バレた!」
「え・・・・」
3人は顔から笑みを消し、そ〜っとマキナを見た。
「見てたのか・・・・」
「え・・・いや・・・み・・・見た・・・けど・・・」
「お前等・・・・覚悟はいいな・・・?」
マキナはにっこりと笑い、2本のレイピアを取り出した。
「うわ〜〜〜〜〜〜〜!!!」


「はぁ・・・反省したか?」
「はい・・・」
3人は正座をしている。
「でも、イザナとあんなに仲が良いなんて驚い・・・・」
「イザナ・・・?今、エース、イザナって言った・・・・?」
「え・・・うん。呼んだけど・・・あ!」
エースは1つの可能性に気づき、自分がしたことを後悔した。
「俺だって・・・呼んだことないのに・・・・」
(当たり前だろっ!)
「ゆ・・・許さない!!!」
「うわーーーー!!!!」

そのときエースは思った。
(ブラコンって面倒くさい・・・)

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