デュラララ

□sweet☆sweetHappyBirthday!
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「シ〜ズちゃ〜ん!お誕生日おめでと〜!!」

そう...今日は俺、平和島静雄の誕生日だ。


「おう、ありがとな。臨也」
「う...うん///」
「そうだ。ケーキでも買いにいくか?」
「あっ...その、俺がつくったケーキあるの...。た、食べて...?」
そう言って臨也はおそるおそる静雄を見上げた。
(か...可愛いいいいいいいい)
静雄は心中で自分の感情を必死に隠したが、ニヤケが止まらなくなっていた。
「ちょ...もしかして、気持ち悪いとか思ってる?」
「ははっ、んなワケねぇだろ?むしろ、可愛いって思ったんだよ。悪ぃか?」
と、静雄は臨也をからかうように笑った。
「う、うるさいよっ///さっさと食べて。...まずかったらごめん。」
と、臨也は最後に余計な言葉を入れて恥ずかしさを紛らわそうとしていた。
「ん、うめぇよ。」
「そ...そう?それは、よかったね。」

今日は一日楽しかったな。
....あ、俺、今楽しいって思った...?
いつぶりだろう。こんなに楽しかった誕生日は。
これも臨也のおかげか....。
あいつにはちゃんとお礼しなきゃな。

「臨也、今日はありがとな。」
「な、なに急に」
「俺、こんなに嬉しくて楽しい誕生日はすっげぇ久しぶりなんだ。俺は今、お前がいてくれて、愛してくれて幸せ者だ。ありがとう、臨也」
「.......」
暫くの沈黙の後、臨也は笑顔で口を開いた。
「こちらこそ、幸せだよ。いままでの人生で一番、シズちゃんといた時だけが幸せ。
こんなの、俺、初めてだよ....?」
臨也は頬を少し赤らめて、涙目になっていた。
「臨也.....愛してる....」
「シズちゃ......静雄.....」
二人は誰もいない部屋で抱き合った。

sweet☆sweetHappyBirthday!
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