誰もが望む未来

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『やめろって!!!!』


「あぁ!?てめェもいい加減にしやがれ!!」





もう何回
殴られて蹴られただろうか

それでも諦めない






「ね、ねえちゃ・・・」


『ルフィ、今、助けるから・・・!!』


「おい、もう無理するなよ・・・」






ポルシェーミの部下たちは
もう見てられないのか
こちらに気を使ってくれる






「ポ・・・ポルシェーミさん・・・!!もう無駄ですよ・・・!!!コイツ・・・叫ぶ気力も失ってます!!

・・・たぶんもう何も喋らねェし・・・正直ムゴくて見てられねェ・・・・・・!!」


「ガキをかばうヒマがあったら、エースとサボを捜して来い!!命が危ねェのはおれ達なんだよ!!」






そう言ってとうとう
仲間までも殴りだした






『ちょっと、アンタねェ・・!!!』


「あぁ!?」


『アンタ達の命が危ない?そりゃ他人の命なんてどうでもいいかも知れないけどねェ・・・そんな!!』


「うるせェ!!!!」






また、殴られた


そしてポルシェーミは
ルフィの方へと向き直り






「答えろ!!!!」


「・・・・・・いわねェ・・・」


「クソガキが一丁前に秘密を守ろうとすんじゃねェよ!!!」


「いわねェ・・・・・・!!いわねェ・・・・・・!!!」






ルフィは恐怖と痛みと戦い
泣きながらそう訴える







「じゃあもういい!!」


『!?!?』






今まで針のついたグローブで
殴っていたのだが
それを脱ぎ捨てて
ギラッと光る刀を手に持つ






「死ねよ」


『ルフィ――――!!!』






とっさにルフィの方へ飛びつき
庇うようにする


刀の先があと数センチで
○○に届くという所まで
迫っていた――







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