誰もが望む未来
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「グオアアアアァァァ!!!!」
クマと鬼ごっこしていること
約30分
勝負はいまだつかないが
そろそろ限界に近かった
『なに!?そんなに根に持ってるのクマさんんんんんんんんっ!?!?』
「グオオオォォォォォ!!」
『もうしつこかったら女の子にモテないぞ!!』
「グアオオオオォォォォォ!!!!」
『Σえぇっ!?女の子だったの!?ごめんなさいごめんなさい!!!』
クマと会話しながら
逃げているこの少女○○
傍から見ると
異様な光景だろう
『ああああぁっもう!!らちが明かない!』
そう言って気に上り
一本のつるを掴み
『うおりゃあああぁぁぁぁぁっ!!!』
ア―アア―――――――
の状態でクマに向かって
突っ込んで行き
ガンッ
見事クリーンヒットさせ
華麗に着地する
着地と共に
熊の身体も倒れた
『やったよ、あたし…!!』
とガッツポーズをとり
涙を流していると
「あ、あんた何者だよ?!?!」
木の上から声が聞こえた
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