DREAM

□1話
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気軽に人の頼みはのまないほうがいいのかもしれない。









(…さっきまで晴天だったのに…)
盛大なるため息をつきつつ、僕は小走りに家へ向かう。
今は学校の帰り道だ。…しかもまで家までまだ遠いんだけど。

…突然ながら、僕は、突然の大雨に見舞われました。
マジで突然。折り畳み傘もなにも持ってるかよ!
朝家出たときからつい5分前まで超がつくほどの晴天、しかも天気予報のお姉さんは雨なんて一言もいってないんですから、ねぇ?
恨むぞ、天気予報。僕はぬれるのは好きじゃない。(好きな人なんてそうそういないと思うけど。)

まあ天気雨ならすぐやむだろうから、帰る途中までにどこか雨宿りできるところは無いものかと探している。
走れば10分あれば帰れるだろうけど、少しでもぬれたくないし。っていうか走るの面倒だし。

(そういえば…もう少し行ったところに神社があったっけ)
…神社なんだし。困っている僕が雨宿り程度に使ったって問題ないよな?うん、ない。
とりあえず僕は、もう少し先にある神社までは走ることにした。




今思うと、走って家に帰ったほうがましだったのかもしれないけど。
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