大海賊時代
□海を渡ろう!
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「し、死ぬ!死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死んじゃうっ!」
いやー・・・短い命だった・・・
≪まだ終わらねぇよ≫
およ?先程の神さん
≪その、神さんってのやめろ、なんか旦那とかみさんみたいでヤダ≫
「悪ィ、でさ、神さん」
≪直す気は"0"ね・・・≫
「この、イノセンスもどき、どうやって使うの?」
≪ああ、それね、どうもしないよ≫
「おい、張り倒すぞ」
≪それ、付けてるだけで海の上歩けちゃうから≫
「・・・・・・マジ?」
≪マジ、大マジ≫
「でも肝心の武器ない」
≪ああ、そのことなら問題ないよ≫
≪緋呂の体に刺青入ってるでしょ≫
「あ、ホントだ。いつの間に」
胸の真ん中にリンゴが破裂したようなシルエットの上にアルファベットで"DEATH"の文字の刺青があった
≪思いつく言葉を言えばそれに合った武器がそこから出てくるはずだよ≫
「オッケー、ありがとう」
≪あと、緋呂の肩に小さな薔薇の蕾の刺青があるだろう?≫
「あ、これ?小っさ!」
≪ある特定の唄を歌うと他人の怪我や病気が治る。どんなに死にそうでもな。≫
「へー・・・」
≪で、その力を使えば使うほどその薔薇は、成長する≫
「成長するとどうなんの?」
≪どうもなんない≫
「あ、そう」
≪あ、じゃあ俺これからカラオケ行くから、アデュ〜♪≫
なんか、全然神に見えねーなー
カラオケとかさ、高校男子か!
ま、いっか
・・・・・つかさ、地面遠くね?
まだ落ちてんだけど