【あやのんが初めて初回に行った話】


これは今から7年ほど前。
当時あやのんは19才。

高い入学金を払って内部進学した短大を朝起きれないからと三ヶ月で休学し、毎日錦糸町のクラブで働いていた時です。

あやのん唯一の趣味であったジャニーズ。その繋がりで友達になったキャバ嬢の朋美ちゃん(錦戸ファン)にある日、通っているホストクラブに初回で行かない?と誘われました。

その当時からイケメン大好きなあやのんは

「ホスト!?イケメン!?行く!!」

と言って即了承。


連れてってもらうのは
『club Prince』

現在はもうなくて
『RMG-Tokyo』
というお店になってます。


初回フリータイム10000円
飲み放題
場内指名3人まで


一万円!?高っ!!と思うかもしれませんが当時のあやのんは水商売を始めたばかりで金銭感覚がややおかしくなっていました。いや、元々そんなに金銭感覚がある方ではない。
好きなモノにはいくらでも金をかけられるタイプなのである。

なのでウキウキで一万を握りしめ、ルンルンしながら新宿歌舞伎町へと向かった。

オープンはほとんどのお店が
18時30分〜19時30分です。

早く行くほどセット料金が安くなったり、お酒が安くなったりしますが、初回料金は変わりません。
でも混んでる時に初回に行くと人気なホストさんは着いてくれなかったりするので、初回は早めに行くのがオススメ!


エレベーターを降りるとすぐにお店の中になってるのでキャッシャーの人に「初回です!」と言います。
すでに指名がいる人は指名ホストの名前を言います。

内勤の人に写真付身分証を確認してもらいます。
ホストクラブの初回は必ず身分証の提示が求められるので、写真付き身分証を忘れないようにしましょう!


ちなみにあやのんが出したのは短大の学生証。
学校なんて行ってないのに(^o^)



はい!身分証を出したらついに中へ!
キラキラの店内です!!

こ、これがホストクラブ!!

人見知り+小心者のあやのんはガクブルしながら通された席に腰を降ろしました。

席に着くとおしぼりを渡され、初回の説明をされます。その間に朋美ちゃんの指名ホスト君が登場!

「おー!いらっしゃーい」

ふむ。なかなかのイケメンである。
さすが錦戸ファン。
イケメン好きだな。

そしてあやのんの前には決してイケメンとは言えないいかにも新人ぽいホスト君。




「はじめまして!コロです!」



え、犬なの?



という質問は緊張のあまり出てきませんでした。
あやのん、生まれて初めて対面するホストをガン見。
なるほど、ブサイクもいるのか…


そしてコロくんはメニューを開いて最初のドリンクを聞いてきます。

「未成年の方なので、ノンアルコールカクテル、ソフトドリンクが飲み放題になります」

そう言われましたが、当時のあやのんはカクテルなんか飲んだ事ない。
酒は焼酎か梅酒しか知らない。

それならソフトドリンク頼めよ!
って感じですけど、緊張のあまり何故かノンアルコールカクテルを頼まなくちゃいけない!と思い必死にメニューを睨みつける。

だがメニューを見ても全くどういう味だかさっぱりわかんない。

トチ狂ったあやのんは目の前にいるコロくんに助けを求めた。

「お、オススメは…?」
「俺カクテルとかわからないからゴメン!」

オワタ(^o^)

オロオロするあやのんを可哀想に思った朋美ちゃんにこれ美味しいよって言われたやつを頼みました。

よくわからない甘いノンアルコールカクテルがきました。

朋美ちゃんはイケメンホスト君に鏡月のアセロラハイを作ってもらい、イケメンホストくんもアセロラハイ。

ちなみに初回のお客さんに付いたホストさんはお客さんのお酒をもらえません。
飲めるのは水。
もしくは別途料金でお客さんが頼んだモノは飲めます。

なのでコロくんは水。


みんなで乾杯!!!



そして次々にホストがあやのんの元へやってきては
乾杯する→名刺渡す→会話する→ご馳走さま
と繰り返し去って行きます。

もう7年も前の記憶なので会話内容はほとんど覚えていません。
それくらい中身のない会話をします。

当時、歌舞伎町では一番大きな店舗だったのでホストも40人くらいいたと思う。そしてフリータイムの私に全員着いたと思う。


そして彼は現れたのです。
そうです、のちにあやのんが指名する楓くんです。

今考えると本当にイケメンでもないし、タイプでもないし、何処がよかったのかわかりませんが、当時は楓くんをキラキラ王子様だと思っていたので、相当頭がイかれてたのでしょう(^ ^)

楓くんと楽しくお話をして数分、楓くんは席から抜かれていきました。

楓くんが気に入ったあやのんは楓くんともっと話したいな、と思い朋美ちゃんに耳打ちで「楓くん場内したい…」と伝えました。

朋美ちゃんは指名ホストくんに「あやのが楓くん場内したいらしいからお願い〜!」と言いました。


死ぬほど恥ずかしい思いをしました。



なんか、好きな人をみんなにバラされるみたいな…
あ、こいつ楓くんみたいなヤツが好きなんだ
みたいな…

学生のような

あやのん楓くんの事気に入ったんだってー!
えー!じゃあちょっと呼んで来てあげるから話なよー!
あやのん楓くんみたいなのが好きなんだねー!


みたいな。


公開処刑(^∇^)



ちなみに!

初回ではどこのお店も場内指名ができるよ!だから気に入ったホストくんがいたら内勤さんに伝えるとそのホストくんが戻って来てくれるし、さっきよりも長く一緒にいられるよ!


さらに!
場内をするとホストくんも指名に繋がるチャンスなので、さっきよりも本格的な接客をしてくれるよ!
良いことばかりなので、あやのんみたく恥ずかしがらず場内指名をしよう!


そんなこんなで戻って来て隣に座った楓くんとラストまでお喋り。

何話したか全然覚えてない。
唯一覚えてるのはその日にラスソンを歌ったホストくんが山Pに似てるって話をしたって事くらい。

生粋のジャニヲタである。


送り指名もちょっと悩んだけど楓くんにして初回終了!


送り指名とは?

お店を出る時にお店の外までお見送りしてくれるホストを選ぶ事だよ!
場内指名の子を送り指名にしてもいいし、違う子でもいいよ!

場内指名はしなくてもいいけど、送り指名は必ず決めなくちゃいけないです!



エレベーターを降りて、店の外で楓くんと連絡先を交換してバイバイ!!

そんなこんなであやのん初めてのホストは無事終了を迎えました。




【初回のその後】


この後は普通にメールのやり取りをして月に2回くらい楓くん指名でお店に行ってましたね。

ちなみに今考えると、楓くんはあんまり営業メール上手くなかったな〜と。

じゃあなんで店行ってたの?
って感じなんだけど

ヘルプの子に一人面白い子がいて、その子を楓くんと二人でイジるのが
くっっっそ楽しかったのね!

なんだったらその子売れてないからヘルプ指名するとずっとあやのんの席にいてくれるからね!


ヘルプっていうのは指名のホストさんの他にもう一人同じテーブルに着くホストさんの事。
お酒を作ったり、指名のホストさんが他の席に行っちゃった時に代わりに話相手になってくれたりするよ!

ヘルプはその時によって違うけど、ヘルプ指名をするとそのホストさんだけがずっとヘルプしてくれるよ!


ちなみにあやのんがヘルプ指名していたのは康明くんといってクソブサイクなホストだよ!

高校卒業後、東京に出て来て、ライン工場でお弁当にシールを貼る仕事をしていたら繰り返しの作業の連続に頭がおかしくなって、気がついたらお弁当に貼るシールを自分のオデコに貼っていたというクソ面白いエピソードをもってるホストだよ!


指名ホストの他にもこうしてヘルプ指名、場内指名が出来るから面白いホストに出会えると楽しいよ(^∇^)

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