長編夢
□私たちの島
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――この島に来て早1年経ち
島は少しずつではあるが街ができていた。
「ミユ!大変!!?」
「大変!!」
慌ただしくコジョンドと泳いでいたのか服がビショビショのダイケンキが走ってきた。
ミユっと呼ばれているのはお尋ね者になってしまうことを考えて自分で付けた名前だ。
『ん?』
ダイケンキが抱えてるものを見た。
『・・・・・人間の子供?』
ダイケンキが抱えていたのは2歳ぐらいの子供
「ああ、小さな船に乗って流れていた!」
『大方育てられなくて捨てたんだろう』
ほんとに無責任な人間がいるものだ・・・
「どうしよう・・」
『子供には非はない育てるか・・・』
今だ気持ちよさそうに寝ている子供の頬を撫でた。
『・・・!?』
子供は気持ちよかったのかミユの手を掴んですり寄った。
『・・・・・』
悪いものでもないな・・・・
名前つけないとな・・・・
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