ヴァンジェ ―異端の花嫁と獣の王者―

□Prologue. 『消えた姫』
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――ねえ、私はどこで間違えてしまったのかしら。

自分にできる範囲で最善を尽くしたというのに、私が最も救いたかった貴方の心を救うことはできなかった。

私は、どうすればよかったの?

何が、貴方にとって救いだったの?



私は――こんなにも貴方を愛しているというのに。
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