トラワレビト〜咲き初めの花 媚薬の蝶〜

□登場人物紹介
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お万の方(18)
身長:157p 髪の色:青みがかった黒
瞳の色:桜色 イメージカラー:ピンク系統
本作の主人公。
院名は永光院。伊勢の神護山慶光院の院主だったが、家光に見初められる。万とは、還俗後に改めた名。家光の側室になる際、髪が伸びるまで田安屋敷に留められた。生来の美しさと心根の優しさで、家光の寵愛を受ける。偽名は梅で、男装時は春野永光。後に、夕月から人間と魔羅の混血だと知らされる。
男勝りで芯が強く、負けず嫌いのため努力家。五歳の頃、母親に捨てられたことが心の傷となり、人に甘えるのが苦手な節がある。長い間、俗世間と離れた環境で育ったためか、やや世間とは違う考えを持つ。護身術のため剣術や体術を心得ており、腕前は並みの男性より上。しかし人間と魔羅の混血であるため、命の危機が迫ると驚異的な身体能力を発揮する。甘い物が好きで、特に金平糖が好物。梅の花と春が好き。


徳川家光(23)
身長:180p 髪の色:金に近い茶
瞳の色:蒼 イメージカラー:オレンジ
本作のメインヒーロー。
徳川三代将軍。幼名は竹千代で、現在は偽名として使っている。
無邪気で純粋な反面、病んだ部分がある。お万以外の女に興味がなく、他の側室とだけでなく正室とさえ全然口を利かない。子供の頃から病弱であり、しばしば病床に伏せる。以前はどんなことがあっても笑い流して耐えてきたが、ありのままの自分を受け入れてくれるお万が側室となってからは、彼女に度々甘えている。心の支えとなってくれるお万に報いたいと思い、日々奮闘中。趣味は剣術と遠乗りで、好きなものは能楽と華美な装い。剣術に関しては、柳生新陰流の免許を持っているほどの腕前。人の心の機微に敏く、手先が器用。お万と家庭を築き、自由に暮らすことが夢。


徳川忠長(21)
身長:178p 髪の色:白銀色 瞳の色:蒼
イメージカラー:青
家光の弟。幼名は国千代。少年時代から兄の家光より才覚に優れ人望も厚いため、両親から寵愛を受けていた。忠長を次期将軍にするべきだという声が多く、精神的に追いつめられていた家光が自害しようとしたことにより、春日局が動き家光を将軍に、忠長を徳川幕府に対して謀反を企てた罪人とした。自害するよう強要される最中、春日局に家光の影武者となるなら生かしてやってもいいと言われ、彼女に従うことに。それ以来、春日局と家光に復讐することのみを生きる目的とする。表向きは死んだことにされているため、今も尚生きていると知っているのは、大奥にいる者やごく僅かな関係者だけ。実はお万以外の側室は、実質的に家光の側室ではない。
元々の性格は家光に似ていたが、世継ぎ争いの一件以来歪んでしまい、狡猾で冷酷な性格になってしまった。自分の側室に興味を抱かない家光に代わり、何人もの側室と寝たため、自身を穢れた存在だと思っている。そんな自分が遊郭の下級女郎に似ていると考え、自虐的に婀娜っぽい口調で話す。


堀田正盛(18)
身長:175p 髪の色:紫がかった黒
瞳の色:黄金 イメージカラー:黒
家光の重臣であり、老中。春日局の義理の孫で、家光と共に育てられた。
冷静沈着で淡々としている。無口に見えるが、意外と毒舌家で言いたいことは言う。特に、主である家光には容赦がない。春日局の教育により、相手が誰であろうと命令されれば何でもやってのけてしまう。剣の腕前はかなりのもので、時と場合によっては汚れ仕事をこなす。細身だが、大食漢で酒豪。次第にお万に惹かれていき、許されざる想いに苦しむことに。


十六夜(200)
身長:176p 髪の色:乳白色 瞳の色:緑
外見年齢(人型):20歳 イメージカラー:白
人の心を惑わし、魂を喰らう生き物・魔羅。お万が五歳の時、将来自分の花嫁になるようにと彼女の心臓に目印をつけたが、その結果お万は人間と魔羅の混血という呪われた存在になってしまった。以後、罪の意識に囚われることに。人を傷つけるのが嫌で、魂を喰らわずに生き続けていたものの、やがて力尽きて死を覚悟したその時、お万と再会を果たして命を救われた。以来、お万を主として敬い、彼女の負担にならない程度の生気を分けてもらいながら、存在を維持している。人の姿と黒猫の姿を、上手く使い分けている。自分や主と定めた者の運命の動きが分かるという類稀な力を持っており、その運命に深く関わる人物とは猫の姿でも言葉が通じる。本来ならば、魔羅が棲む世界・迷界の王になれる力量の持ち主だが、お万の傍にいる道を選んだ。
ぶっきらぼうだが、根は優しい。お万に恋心を抱いているが、彼女が家光に惹かれていくにつれその想いは歪み、二人の仲を引き裂こうと画策するようになる。


夕月(250)
身長:185p 髪の色:深紅 瞳の色:紫
外見年齢(人型):25歳 イメージカラー:赤
十六夜と同じく魔羅。普段は、遊郭で過ごしている。
好戦的で、本能に忠実。魔羅としての生き方に抗っている十六夜を軽蔑している反面、彼の能力の高さは尊敬に値すると考えている。当初はお万の血にしか興味がなかったが、次第に彼女自身にも好奇心を寄せていく。酒と煙草が好き。


春日局(48)
身長:164p 髪の色:白髪混じりの黒
瞳の色:うぐいす色 
イメージカラー:うぐいす色
家光の乳母。「春日局」とは朝廷から賜った称号。本名は福。
明智光秀の家臣・斎藤利三の娘で、黒井城主の姫君として幼少期を過ごした。しかし、山崎の戦いで敗れた斎藤利三は首を刎ねられ、その後は母方の親戚に養育された。夫の稲葉正成と共に関ヶ原の戦いにおいて、小早川秀秋を東軍に寝返るよう促したこと、公家の教養を身につけていたことにより、家光の乳母となった。家光が三代将軍に就くと、権威は止まるところを知らず、幕閣の干渉を排除する大奥の制度を確立した。父の主君が渇望した天下を手中に収めること、平和な世を維持することを目的としている。
非情かつ容赦がない。目的のためならば、平気で罪を犯す。大奥において、恐怖の象徴。


お玉(15)
身長:150p 髪の色:栗色 
瞳の色:琥珀色 イメージカラー:黄色
お万の部屋子。
お万に従って江戸に下り、彼女の部屋子として大奥に入った。その後、忠長に見出されて家光の側室となった。
大人しくて控えめ。恋愛に関しては、お万よりも知識が豊富。お万と家光の恋を、心から応援している。


鷹司孝子(25)
身長:160p 髪の色:淡い金 
瞳の色:朱色 イメージカラー:朱色
家光の正室。
結婚前から自分を偽っている家光を毛嫌いしており、また家光からも苦手意識を持たれている。
気高く潔癖。お万のことを気に入り、よき理解者となる。


お振の方・お楽の方・お夏の方・お里佐の方・お琴の方・おまさの方
家光の側室たち。
 

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