有と無の記憶〜歴史を変える冒険〜

□旅の二人は伝説の探検隊に出会う
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道中、山あり谷ありダンジョン無し。


ミラとクレイは森を抜けた翌日、トレジャータウンまでの道のりを出発した。
道のりは険しいものだったが、途中にダンジョンは無く、キザキの森を抜けるよりは簡単なものだった。
それでも歩けば疲れるし、腹も減る。
ミラはそれでも無理して歩こうとしたが、クレイが「疲れて歩けなくなったらもっと遅くなるよ」と言うので、しかたなく途中に休憩を挟みながら進んでいった。

そして一週間歩き、やっと一つの街についた。
「ここ?」
「うん。トレジャータウンだよ。」
そこは沢山の店が並ぶ、活気付いた街だった。
ミラは街をきょろきょろと見回す。
「クレイの言ってた…ギルドってどこ?」
ミラが聞く。
「そこに階段があるでしょ?」
クレイの指差す方向を見ると、確かに大きな階段があった。
「その上にあるよ。登れる?」
「登れるよ。行こ。」
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