君と俺とブタ猫と

□序章
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「はぁっ・・ッ・・は・・・・くっっ!!」


一歩踏み出すたびに、左腕がズキズキと痛む。
今にも崩れ落ちそうな体をなんとかたもち、動かない足をひきずりながらも、俺は走り続けた。



走ってーー。

走ってーー。

走ってーー。



【あいつ】の手のうちから逃れるために

この腐った人生を変えるために

ただ、ただ、走るしかなかったーー

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